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昨季CL決勝の入場トラブルに決着… UEFAがリバプールファン約19000人に払い戻しへ

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会場に集まったリバプールファン

 昨年5月28日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)決勝・レアル・マドリーリバプールにおけるファンの入場問題について、欧州サッカー連盟(UEFA)がチケットを持つ全てのリバプールファンに返金対応をすると『デイリー・メール』や『ミラー』など現地メディアが伝えている。

 スタッド・ドゥ・フランスで行われたこの試合では、会場周辺が混み合うことで多くのリバプールファンが入場できない問題が発生。キックオフ時間が遅れるなど混乱が起き、警察がファンに対して催涙ガスを使用するトラブルも起きていた。

 UEFAは2月に独立委員会の調査結果を報告。当初はリバプールファンが混乱の原因とされていたがUEFAに責任があることが明らかとなり、UEFAは公式サイトを通じて謝罪していた。

 今回の報道ではUEFAが新たな声明を発表したと伝えられており、「特別な払い戻し対応を実施する」ことになった模様。払い戻しの対象はリバプール側入場ゲートの全チケット保有者、キックオフ時間に入場できなかったことが記録されているチケット保有者などで、『ミラー』は少なくとも19000人以上が対象になるとしている。

 リバプールファンにはUEFAがクラブを通じて返金作業をし、中立のファンやR・マドリーファンにはUEFAから直接返金される見込み。同メディアによると、UEFAのテオドア・テオドリディス事務局長は「多くの意見を考慮した上で包括的で公平な方法を考えた」とコメントしたようだ。

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