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アンチェロッティ監督が“教え子”率いるCLチェルシー戦へ「ランパードは私が指導した偉大な選手」渦中のバルベルデにも言及

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レアル・マドリーカルロ・アンチェロッティ監督

 レアル・マドリーカルロ・アンチェロッティ監督が11日、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)準々決勝チェルシー戦の前日会見に出席し、本拠地での第1戦に向けて「180分間の試合だと考えながらうまくやれるようにしたい。チャンピオンズリーグに戻ってくるのを楽しみにしており、ベルナベウで魔法のような夜を過ごす」と意気込みを語った。

 連覇を狙うR・マドリーだが、昨季に続いての準々決勝チェルシー戦。1年前はアウェーでの第1戦を3-1で勝利したにもかかわらず、第2戦で後半30分までに3失点を重ね、敗退の危機に追い込まれた苦い記憶もある。結果的には延長戦で激闘を制したが、指揮官は「ここでは非常に悪い時間を過ごした。チェルシーをリスペクトしないといけない」と警戒を口にした。

 今季のプレミアリーグで停滞が続くチェルシーはグラハム・ポッター前監督を解任したばかりで、フランク・ランパード監督が新たに就任。アンチェロッティ監督にとってはチェルシー指揮官時代の教え子との対決となる。

 報道陣からはCL経験の少ない監督との対戦に質問が向けられたが、アンチェロッティ監督は「自分の経験が明日起きることを変えるとは思わない。ランパードは私が2年間指導した偉大な選手であり、こうした試合に向けてチームが準備する方法をよく知っている。(就任して)まだ1週間だが、チェルシーにいる限りうまくやっていくだろう」と断言。古巣の不調には「悲しい。クラブで過ごした時間に素晴らしい思い出があるから」と述べつつ、「私が戻るか?いや、ランパードが良い仕事をしてくれるはずだ」と期待も語った。

 またアンチェロッティ監督はMFフェデリコ・バルベルデの現状にも言及。同選手はラ・リーガ前節の試合後、対戦相手にMFアレックス・バエナを殴打したと報じられ、批判の渦中にあるが、「彼はよく練習していた。フェデは並外れた人間的資質を有している。何が起きたかはコメントしたくない。明日もいつも通りに全力を尽くしてくれるはずだ」と起用を明言している。

 同じく会見に出席したDFダビド・アラバもバルベルデについて「彼はとても元気だし、われわれは彼を全面的にサポートする。明日の試合に集中している」と支えていく姿勢を強調。その上で「何が起きたかはこれ以上は言えない」と述べた。

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