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ソシエダ久保建英の初CLは16強敗退…大逆転狙うもPSGムバッペの2発に沈む

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MF久保建英のCLが終わった

[3.5 欧州CL決勝T1回戦 ソシエダ 1-2 パリSG]

 UEFAチャンピオンズリーグは5日、決勝トーナメント1回戦を行い、MF久保建英所属のソシエダ(スペイン)はパリSG(フランス)に0-2で敗れた。FWキリアン・ムバッペの2ゴールに沈み、2戦合計スコア1-4で完敗。久保はフル出場したが、自身初の欧州CLは16強で幕を閉じた。

 2日のラ・リーガ前節セビージャ戦に出場しなかった久保は、万全のコンディションで第2戦に準備。第1戦で負った0-2のビハインドを跳ね返すべく、4-3-3の右ウイングで先発した。

 試合は序盤からソシエダがハイプレッシングを試みるが、パリSGのボールポゼッションが上回るという展開。アンカーのMFビティーニャ、インサイドハーフのMFファビアン・ルイスとMFウォーレン・ザイール・エメリだけでなく、守備時左ウイングのFWウスマン・デンベレが攻撃時はトップ下気味に振る舞い、巧みにボールをつないでいった。

 すると前半10分、パリSGはF・ルイスのパスからムバッペが左サイドを抜け出し、最初の決定機を創出。折り返しのパスに反応したFWブラッドレ・バルコラのトリッキーなシュートはソシエダ守護神のGKアレックス・レミロがなんとか防いだものの、良い流れはすぐに結果へと結びついた。

 前半15分、パリSGはボランチの位置まで下がっていたデンベレが前を向き、左ハーフスペースにスルーパスを送ると、これにムバッペが抜け出す。ペナルティエリア深くにもぐり込み、鋭い右足フェイントでソシエダDFをかわすと、最後は右足一閃。強烈なシュートでゴール右隅に突き刺し、第1戦の先制点に続いてまたしても絶対的エースが結果を出した。

 なんとか攻めに出たいソシエダだが、違いを作れる久保が大外でボールを持った際にはDFヌーノ・メンデス、F・ルイスに加え、デンベレも献身的なプレスバックを行ってくるため、自由なプレーは許されない。久保は前半45分、強烈なミドルシュートでゴールを狙うが、これもわずかに枠外。0-1でハーフタイムを迎えた。

 すると後半11分、次の1点もパリSGに入った。ハーフタイム明けからインサイドハーフで出場した韓国代表MFイ・ガンインが中盤のスペースでボールを受け、浮き球のパスを最終ライン裏に送り込むと、ムバッペがオフサイドギリギリで反応。最後はゴール左斜め前から鋭く右足を振ると、今度はニアポスト脇に突き刺し、2ゴール目で試合を決定づけた。

 その後はパリSGが低い位置で守備ブロックを組むようになり、ソシエダが前に出られる時間帯が続いたものの、クロスが合わなかったり、オフサイドに引っかかったりと、ゴールは遠い。後半44分、ソシエダは久保が左サイドを攻め込み、ニアゾーンを走ったMFベニャト・トゥリエンテスが狙うと、GKが弾いたボールをMFミケル・メリノが決めて1点を返した。だが、そのまま試合は終了。パリSGがベスト8進出を決めた。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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