beacon

堂安「成長している感じはある」ELベスト8に王手…フライブルクは決勝T第1戦で“今季2連敗”ウエスト・ハムに初勝利

このエントリーをはてなブックマークに追加

MF堂安律

[3.7 決勝T1回戦第1戦 フライブルク 1-0 ウエスト・ハム]

 UEFAヨーロッパリーグ(EL)ベスト8に王手をかけた。フライブルクに所属するMF堂安律は大一番で先発出場し、後半37分までプレー。1-0の勝利に貢献した。

 堂安は先発入りを果たすと、右サイドハーフでプレー。ウエスト・ハムとはグループリーグでも対戦しており、フライブルクは1-2、0-2と2試合ともに敗れていた。だが、今回は「自分たちのほうが完全にコンディション的によかった」(堂安)。相手のキープレーヤーMFルーカス・パケタを抑え切り、前半をスコアレスで折り返した。

 後半も接戦のなかで後半36分に均衡を破る。フライブルクはMFロランド・サライがシュート性のボールを蹴り、ゴール前でFWミヒャエル・グレゴリッチュが押し込んだ。残り時間でリードを守り切り、1-0で第2戦に臨むことになった。

 堂安はパケタのマークに手応えを語る。「彼がキープレーヤーなのはわかっていて、グループステージでボコボコにやられたの覚えているので、自分がマッチアップでやるときはやらせないように意識した」。グループリーグ2試合ではウエスト・ハムに4失点を喫していたが、この試合で初の完封を果たした。

 3試合目という慣れに関しては、大きなアドバンテージになったという。

「僕はプレミアリーグでプレーしているわけではないのでわからないが、戦術的に落とし込んでくるチームじゃないというのは感覚的にあった。前半戦でフライブルクに対してこういうのをやろうというよりも、自分たちのやりたいサッカーをやってくれる方のチームだと思った。クラブは相手に合わせたサッカーをするので、そういう意味ではグループステージで戦ったことはこちらの方がアドバンテージになった」

 攻撃面でも自身を評価する。「特にプレミアリーグはFWにいい選手がいる。起点を作られるので何の意図もないボールからチャンスを作られるのが前半戦だったので、意識はした」と力を込める。「個人のチャンスを作れている。1対1ではバイエルン戦同様、負けた感じはしない。成長している感じはある」と収穫を挙げていた。

●海外組ガイド
●ヨーロッパリーグ(EL)23-24特集
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

TOP