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[コマスポ]土壇場で2失点…神奈川大にまさかの逆転負け

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[駒大スポーツ ゲキサカ版]

 JR東日本カップ2015第89回関東大学サッカーリーグ1部・第5節は4月25日、三ツ沢公園陸上競技場で、駒澤大VS神奈川大戦が行われた。前節ようやく連敗から抜け出し勢いに乗っていきたい駒大だったが、この試合先制しながらも逆転負けを喫した。

 前節に引き続き調子の良い1、2年生を攻撃陣に置いて臨んだ一戦は、前半から激しい攻防が繰り広げられる。開始早々、MF伊藤大祐(1年=山梨学院大附属高)が素早いドリブルでボックス右に切り込み豪快にシュートを放つ。ここは惜しくもポストに阻まれゴールとはならない。さらに31分には左からのクロスをFW小口大司(2年=前橋育英高)が胸で落とし、最後にFW室町仁紀(1年=東京Vユース)がシュートするも相手GKにキャッチされる。前半は何度か相手にゴールを脅かされる場面があったものの、無失点で試合を折り返す。

 迎えた後半開始後すぐにチャンスが訪れる。右サイドを伊藤がドリブルで駆け上がり、逆サイドでMF吉岡雅和(3年=長崎総合科学大学附属高)がパスを受けフリーでシュート。これはうまくミートせずに相手GKに防がれる。その後試合が膠着したかと思われた77分、ついに待望のゴールが生まれる。右サイドの深い位置でパスを受けた室町が低めのクロスを出し、ゴール正面に走りこんでいた吉岡が右足を振り切りネットを揺らした。
 この先制ゴールで勢いに乗るかと思われたが、空の雲行きが怪しくなっていくのが、試合の流れを暗示しているかのように徐々に相手ペースになっていく。すると試合終了間際の89分、不用意に与えてしまったCKから頭で叩き込まれ土壇場で同点とされる。さらに悪夢が続き、アディショナルタイムに右サイドから相手に技ありのゴールを決められ、まさかの逆転負けとなってしまった。

 後半の中盤まで順調な試合運びだっただけに、最後の4分間で逆転を許してしまったのは、大きな悔しさが残る結果となったことだろう。一方の神大は今季初勝利を手にした。

 試合後、「勝てた試合だったのでもったいない」と主将のMF中村駿(4年=習志野高)は、悔しさをにじませた。それでも秋田監督は「良い経験になったと思う。敗戦という代償は大きいが、この経験を次につなげてほしい」とあくまで先を見据えたコメントをした。

 確かに勝てた試合をものにできなかったのは悔しいかもしれない。しかし、まだリーグ戦は始まったばかりだ。いつまでも下を向いてはいられない。リーグ戦の最後に満足のいく結果が残せるように、この試合の悔しい経験と勝利への執念を持って前を向いて歩いて行きたい。

[写真]先制点を決めた吉岡

(駒大スポーツ 織原祥平)
(写真 同 森 綾香)
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