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[MOM835]びわこ成蹊スポーツ大MF飯尾柊太(4年)_キャプテン不在のボランチ出場でインカレ出場を決める決勝弾

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MF飯尾柊太(4年=玉野光南高)がインカレ出場を決める決勝点を奪った

[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.20 関西学生L後期第11節 びわこ大2-1関西大 ヤンマーフィールド長居]

 勝った方が大学選手権(インカレ)への出場を自力で決めることが出来る大一番。その試合にびわこ成蹊スポーツ大は2-1で勝利し、3大会連続となる冬の全国大会出場を決めた。

 決勝点となる得点が生まれたのは1-1の後半43分、左サイドをMF泉柊椰(4年=神戸U-18/神戸内定)が仕掛けてエリア内に侵入。ゴール前に鋭いボールを入れると、走り込んだMF飯尾柊太(4年=玉野光南高)がワンタッチで蹴り込んた。

「サイドの泉がいい感じにタメを作ってくれて、石橋(克之)が相手を食いつかせる動きをしてくれた。スペースが空いたので、抜け出して、いい感じでシュートを打てたと思います。ニアを狙ったけど、思い切り振り抜こうと思ったら、いい感じでGKの股を抜いて決めることが出来ました」

 この日はこれまでチームを支えてきた主将MF佐々木啓太(4年=岡山U-18)が前節の終了間際に貰ったイエローカードにより累積警告で不在。ボランチで出場していた飯尾には、キャプテン不在をカバーする役割も期待されていた。

「キャプテンが抜けるのは、今季のリーグ戦では今日が初めてだった。自分が代わりにキャプテンに負けないほどの存在感を示せるか、示したいという意気込みで臨んでいました」。攻守で結果を残せたことに充実感を漂わせる。

 卒業まであと半年というところで、大きな決断をしていた。大学に入ってからはFW一筋でやってきた飯尾だが、ボランチに転向。玉野光南高校時代も3年生の時に経験したポジションだったが、今季もFWとして起用されながらも結果が出せていなかったことで、自らを奮い立たせるためにもポジション転向を志願したという。

 この日の対戦相手の関西大とは今年は前期のリーグ戦と関西選手権の準決勝で対戦しているが、いずれも6失点して大敗。飯尾にとっても8月に行った前期のリーグ戦でFWとして先発していたが、何も出来ずに前半45分で交代させられた“因縁の相手”だった。「ここを主戦場にしたいというポジションで使ってもらったので、結果を出せて良かったなと思います」。

 大学での戦いはまだ続く。卒業後もサッカーを続けたい意向を持つ飯尾にとって、インカレは最大のアピールの場となる。今年のびわこ大は夏の総理大臣杯で大学史上初の4強に勝ち上がったが、準決勝で敗れた国士舘大に見せつけられた力の差はどの選手に聞いても口にするほど、屈辱として脳裏に刻まれている。「夏のリベンジをしたいと思います」。力強い決意とともに、びわこ大イレブンは元日国立決勝を目指す。

(取材・文 児玉幸洋)
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