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[関東]角昂志郎がV弾!ホームで決めた!!筑波大が6年ぶり16度目の関東1部優勝!!

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[11.4 関東大学L1部第20節 筑波大1-0東京国際大 筑波大G]

 筑波大が6年ぶり16回目の関東大学サッカーリーグ1部の優勝を飾った。勝ち点差6の2位東京国際大との直接対決。勝利のみが今節で優勝を決める条件だったが、1-0でしっかりと勝ち切った。ちょうどこの日は学園祭が開幕。会場となった筑波大学第一サッカー場にも2286人の観衆が詰めかけて大盛り上がりをみせた。

 今季リーグ戦の筑波大は年間を通して戦いに安定感があった。特に前半戦は11戦無敗で終えると、後半戦初戦の桐蔭横浜大戦で初黒星を喫したが、今季はここまで連敗がなかった。

 10月14日にあった流通経済大との天王山に3-0で快勝して直接勢いを止めると、前節では2位に浮上していた明治大が敗戦。2位以下が毎節のように順位交代を繰り返す中、残り3試合となった今節で優勝に王手をかけていた。

 そして東国大戦でも序盤から勢いよく攻めると、前半29分、右SBの池谷銀姿郎(1年=横浜FCユース)から出た浮き球パスでエリア内に入ったMF角昂志郎(3年=FC東京U-18)が相手と入れ替わるようにしてゴール前に侵入。ジャンピングシュートを蹴り込んだ。そしてここで奪ったリードを最後まで守り抜いた。

 筑波大の関東1部優勝は2017年度以来で、6年ぶりになる。当時は4年生だったFW中野誠也(現大宮)がリーグ記録に並ぶシーズン20得点を決めて得点王を獲得。アシスト王を獲得した3年生MF西澤健太(現清水)の存在感も光った。また2年生でMF三笘薫(現ブライトン)も在籍。豊富なタレントが揃ったチームだった。

 そして今年も将来を嘱望される選手が多数在籍する。特に三笘の活躍で世代の有力選手が入学したと話題を集めるFW内野航太郎や池谷ら1年生世代はもちろん、角やMF田村蒼生(柏U-18)らプロ注目選手が多数残る来季以降も楽しみが広がる。今季より元日本代表の平山相太氏が実質的な指揮を執っている筑波大の黄金期は、しばらく続くかもしれない。
●第97回関東大学リーグ特集
児玉幸洋
Text by 児玉幸洋

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