関西学生サッカーリーグ1部の最終節となる後期第11節2日目が12日に行われ、京都産業大が関西学院大に2-1で勝利し、初優勝を決めた。

　最終節を迎える段階で、優勝争いは京産大と関西大の2チームに絞られた。まず11日に最終戦を迎える関大が引き分け以下に終われば、京産大の優勝が決まることになっていたが、関大は同志社大に1-0で勝利。翌日にゲームを控える京産大にプレッシャーをかけていた。

　そして引き分け以上でも優勝という条件で迎えた京産大だが、関学大との試合では前半45分に先制を許す最悪な状況に。しかし後半3分に頼れるエースMF食野壮磨(4年=G大阪ユース/東京V内定)がこぼれ球を蹴り込んで同点に追いつくと、同40分にはMF夏川大和(4年=草津東高)の左クロスがオウンゴールを誘発して、逆転に成功した。

　しっかりと勝ち切った京産大が勝ち点を48に伸ばして初優勝。大学選手権(インカレ)にも関西第1代表として出場することになった。なお2位は勝ち点45の関大。3位は勝ち点41の関学大。4位は勝ち点35の大阪学院大と、ここまでの4チームがインカレに出場する。

　また得点王は20得点を決めた関大のFW百田真登(4年=関大一高/奈良内定)が受賞。アシスト王には18アシストを記録した大阪学院大のMF澤崎凌大(4年=徳島ユース)が輝いている。

(11月11日)
[同志社大学・京田辺グラウンド]
関西大 1-0 同志社大
[関]西村真祈(28分)

[アクアパルコ洛西]
大阪学院大 3-2 立命館大
[大]閑田隼人2(52分、69分)、青木玲(84分)
[立]戸水利紀(8分)、北野祐己(45分)

大阪体育大 2-0 大阪経済大
[大]藤田隼矢(4分)、古山兼悟(62分)

[三木総合防災公園第2陸上競技場]
びわこ成蹊スポーツ大 3-3 阪南大
[び]山下蓮2(9分、45分)、永瀬啓太(39分)
[阪]松井匠(21分)、三好麟大(36分)、金本毅騎(90分+1)

桃山学院大 0-5 関西福祉大
[関]小西祐汰(20分)、鄭健司3(32分、48分、68分)、奥村仁(54分)

(11月12日)
[セレッソ大阪 舞洲・日本ハム桜グラウンド]
京都産業大 2-1 関西学院大
[京]食野壮磨(48分)、オウンゴール(85分)
[関]吉田有志(45分)

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●第101回関西学生リーグ特集