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明治大セレクションで再会した佐藤恵允との切磋琢磨…DF岡哲平「自分も負けじと世界で」FC東京では「1年目からスタメンを」

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 岡哲平もまた“黄金ルート”を辿る一人になった。2020年から安部柊斗、蓮川壮大、岡庭愁人が3年連続で明治大を経由してFC東京に帰還。そして今年も岡が、中高を過ごした古巣でプロキャリアをスタートさせることになった。「幼いころからの夢をFC東京で始められることが嬉しい。(将来的には)海外で活躍する日本を代表するCBになりたい」。サッカー選手としての更なる飛躍を誓った。

 大学入学前に思わぬ再会があった。小学校時代に在籍したバディ世田谷SCで、6年生までの4年間でチームメイトだったFW佐藤恵允とサッカー部のセレクションで再会した。「いるの?みたいな感じでした。一緒にやりたかったんで、あいつのことめっちゃ褒めてました」。高校時代に実践学園高と戦ったTリーグで対戦経験はあったが、また一緒にできると思うと、心が躍らないはずがなかった。

 そして無事に入学した2人は、大学2年生だった21年6月のU-20日本代表合宿に揃って招集。切磋琢磨がお互いの実力を高めていった。「2人で(代表に)選ばれるなんて思っていなかったですからね。身近に世界で戦う選手がいるので、自分も負けじと世界で活躍して、また代表でやりたい」。今後ももちろん、ライバルとして意識していくつもりだ。

 自称・目立ちたがり屋。大学の試合でも、ゴールが決まると得点者以上に喜びを爆発させる姿があった。「昔からそうなんですよー。とりあえずゴールを決めた選手のところに行くようにしていて。プロでも?そうですね、決めた人よりも喜んで。でも波多野豪くんも目立ちたがり屋なので、負けないように頑張ります」。

 悪戯っぽく笑った岡だが、新生活に話が及ぶと、すぐに表情を引き締める。「1年目からスタメンを森重選手から奪うという気持ちでいる。自分がやってきたことを信じてやるだけだと思うので、早く慣れること、適応すること、野心を持って戦いたいと思います」。全日本大学選抜に2年連続で選出、そして昨年9月に日韓定期戦では大会MVPを受賞するなど、大学サッカー界屈指の存在に成長したCBが、定位置取りに挑む。

(取材・文 児玉幸洋)

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児玉幸洋
Text by 児玉幸洋

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