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[オ-プニングフェス]J注目の関東選抜A・六平(中央大)「今年はうっ憤晴らします」

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[2.26 関東大学オープニングフェスティバル 関東選抜A3-1専修大 西が丘]

 J注目MF六平光成(中央大3年=前橋育英高)は関東選抜Aの右MFとして先発。その後流れの中でトップ下へ移行し、攻撃のタクトを振った。昨年はユニバーシアードで日本の金メダル獲得に貢献しながらもチームは残留争い。何とか10位で残留を果たしたものの、六平自身もプレーでチームの悪い流れを止めることができなかった。だがこの日はキレ味鋭い動きで再三ボールに絡むと、相手をいなして効果的なパスを次々と通した。「去年に比べると怪我なくこれている。ふくらはぎの張りがなくなればもっとできる」と自信を示していた。

 関東選抜AはMF佐藤優平(国士舘大3年=横浜FMユース)らとともに多彩なパスワークで大学王者に勝利。3月2日に開幕する地域選抜チーム日本一を争うデンソーカップチャレンジ宮崎大会には、優勝候補として臨むことになるが「みんなパス繋げる人が多くて自分もトップ下で面白い。攻撃は合宿中から変わらず良くやれている。守備が良くなったのでいい感じでできている」と手ごたえを口にしていた。

 U-19日本代表主将として10年のAFC U-19選手権を戦い、全日本大学選抜の常連でもあるMFは今年の大学4年生の中でも特に注目が集まる存在だ。ただ今春はJクラブへの練習参加を避けて中央大でのトレーニングに専念してきた。屈辱の1年から必ず浮上することだけを考えてきた。大学ラストイヤーの今年は「自分がやりやすいチームに行きたい」という進路も重要だが、「リーグ戦で優勝しようと言っている。今年はうっ憤晴らします」と中大で結果にこだわるつもりだ。

(取材・文 吉田太郎)

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