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WEリーグ開幕!! 注目の“女王対決”は浦和に軍配、東京NBに先制許すも菅澤同点弾&塩越反転逆転弾

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“女王対決”は浦和に軍配

[9.12 WEリーグ第1節 東京NB 1-2 浦和 味フィ西]

 日本初の女子プロリーグ『WEリーグ』が12日、開幕した。昨季なでしこリーグ女王の三菱重工浦和レッズレディースと昨年の皇后杯女王の日テレ・東京ヴェルディベレーザが対戦し、浦和が2-1で“女王対決”を制した。

 試合開始から主導権を握ったのは浦和だった。GK池田咲紀子を中心に最終ラインからパスを繋ぎペースを掴むと、MF猶本光塩越柚歩ら2列目の選手が起点となり攻撃を展開。前線のFW安藤梢をターゲットにクロスやパスでゴールに迫るも、東京NBのGK田中桃子の好対応に遭い、ネットを揺らすことが出来ない。

 前半18分には、右サイドのフリーキックから猶本がニアサイドに蹴り込むと、DF清家貴子が頭で逸らしてヘディングシュート。GK田中が弾いたところに安藤が詰めるも、再び田中が立ちはだかった。

 浦和の好機をことごとく防ぎ、徐々にペースを取り返した東京NB。前半20分には、DF清水梨紗がMF中里優とのワン・ツーでペナルティーエリアに侵入し、右足を振り抜いた。しかし、シュートはわずかにゴールの右へ。

 それでも、ホームの応援を受ける東京NBが先にスコアを動かす。前半33分、MF三浦成美のロングボールに抜け出したFW植木利己が前線でタメを作ると、駆け上がったFW小林里歌子に横パス。小林がGKとDFを引きつけ植木にリターンし、ゴールに突き刺した。

 1点ビハインドで前半を折り返した浦和は、後半開始とともにFW菅澤優衣香を投入。すると、エースがいきなり仕事をする。後半4分、右サイドでボールを受けた安藤が鋭いクロスを送ると、菅澤が滑り込みながらフィニッシュ。試合を振り出しに戻した。

 その後も攻め合う両チーム。しかし、試合を決めたのは浦和だった。後半43分、菅澤のクロスを受けたFW島田芽依がシュート。こぼれ球が塩越の元に流れると反転から右足を振り抜き、ゴールネットに突き刺した。日本女子サッカー名門の対決は浦和に軍配。2-1でWEリーグ初戦を白星で飾った。

●WEリーグ2021-22特集ページ

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