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浦和エースFW菅澤優衣香「ポジションが変わったとき」の“スキ”見逃さず2戦連発

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エースFW菅澤優衣香がまたも一仕事

[9.20 WEリーグ第2節 浦和 2-0 N相模原 浦和駒場]

 三菱重工浦和レッズレディースのエースFW菅澤優衣香が2試合連続ゴールを挙げて、チームを勝利に導いた。

 前節の日テレ・東京ヴェルディベレーザ戦(○2-1)に続くゴールに「嬉しさはあります」と話し、笑顔を見せた菅澤。ゴールシーンは一瞬の出来事だったが、エースは鮮明にその場面を振り返った。

 後半37分、ノジマステラ神奈川相模原はMF北方沙映に替えてMF石田千尋を投入。1点を狙いに行った交代だったが、浦和のエースは「相手がポジション変わったとき」に生まれたスキを見逃さなかった。交代で入った石田がベンチからの指示を伝えにピッチ奥の味方選手に寄ると、浦和の右サイドにスペースができた。

 浦和ボールのスローインで試合はリスタート。MF水谷有希がフリーでボールを受けると、前を向くころには菅澤はスタートダッシュを切っていた。「水谷選手から裏に良いボールが来て」ディフェンスラインの裏に抜け出すと、「かわしてゴールに流すだけだった」という落ち着きでチーム2点目を決めてみせた。

 試合後には「勝ち点3を取れたことはすごく良かったと思うし、自分自身もその中でしっかり点をとれたのは良かった」と喜んだ菅澤。しかし、「チームとして1点取ったあとになかなか追加点が取れなかった」と、先制から71分間ゴールが奪えなかったことを課題として挙げた。

 浦和は次週の「WE ACTION DAY(理念推進日)」を挟み、10月2日に同じさいたま市にホームタウンを構える大宮アルディージャVENTUSとのダービーマッチを控える。「すごく注目もされると思うので、この勢いを次の試合で活かせていけたらいいなと。次もしっかり勝ち点3とれるように頑張る」と今季WEリーグ初の“さいたまダービー”に向けて力強く意気込んだ。

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