昨シーズン、ヨーロッパリーグ(EL)の決勝に勝ち進んだビルバオ。彼らはチームのスター選手を失うかもしれない。FWフェルナンド・ジョレンテとMFハビ・マルティネスの2人は、クラブとの契約延長を拒否しており、チームは移籍金を得られる今夏の放出を検討している。

　2人の選手が契約を延長しない理由について、スペイン国内では「ビエルサ監督に不満があるのではないか」という憶測が流れていた。現在、マルセロ・ビエルサ監督は2人の未来がはっきりするまで、チームとは別に練習させている。アルゼンチン出身の戦術家は、2人が移籍を希望している理由は別にあると語った。

「ビルバオは難しい時期を迎えている。そして悪意のある情報が蔓延っている」とマルカ紙に語った。

「私はジョレンテとマルティネスに『クラブに残りたくないのは、私がいるからか?』と聞いたんだ。2人とも『違う』と答えた。もし、彼らが『そうだ』と言っていたら、私は適切な行動をとらなければいけなかっただろう」

　続けてビエルサは、DFフェルナンド・アモレビエタも契約交渉が進展していないため、チーム練習に合流していないという噂も一蹴した。

「アモレビエタが練習に合流していないのが、クラブとの契約交渉が進んでいないからという話も否定する。そのようなシナリオをクラブが取る場合、私の許可が必要になるからだ。現在、報じられていることは不公平な内容であり、私はそれらを否定する。付け加えるなら、FWガイスカ・トケロとMFマイケル・スサエタもアモレビエタと同じく練習に合流していないため、報じられているシナリオは間違いである」と、断言した。