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ブンデス1部デビューの乾が同点弾演出、フランクフルトは逆転勝利

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 ブンデスリーガは25日、各地で第1節の2日目を行った。MF乾貴士の所属するフランクフルトはホームでMF細貝萌の所属するレバークーゼンと対戦。先制されるも乾のシュートのこぼれから同点に追いつくと、後半に逆転。2-1で勝利を収めた。今夏にボーフムから加入した乾は4-2-3-1の左サイドで先発すると、後半30分までプレー。ブンデス1部デビューを果たした。アウクスブルクから復帰した細貝はベンチ入りするも、出場はなかった。

 19日に行われたDFBポカール(ドイツ国内杯)のFCエルツゲビルゲ・アウエ戦(0-3)に続いて先発出場した乾は立ち上がりからチャンスに絡んだ。前半12分には、右サイドを突破してきたMFセバスティアン・ユングの折り返しを受け、右足でシュートを打つも弾かれた。直後のワンプレーでは、PA右でためをつくった乾がスルーパス。MFステファン・アイグナーが抜け出すもオフサイドだった。

 前半20分にも乾が存在感をみせる。アイグナーのパスにワンタッチで抜け出すと、左サイドをドリブル突破。ゴールライン際からクロスを入れようとするもDFにクリアされた。得点は生まれない。

 すると前半29分、中央でボールを奪ったレバークーゼンがカウンターから先制に成功する。FWアンドレ・シュールレが右サイドへ展開。DFをかわしたFWカリム・ベララビのシュートはGKに弾かれるも、FWシュテファン・キースリンクがこぼれに反応し、左足で流し込んだ。レバークーゼンが先制に成功。前半を折り返す。

 後半に入り、追いつきたいフランクフルトは果敢に攻める。後半7分には左サイドから乾がドリブル突破。中央へ切れ込んでシュートを打つも枠を外れた。すると後半12分、DFバスティアン・オチプカがゴールライン際からマイナスの左クロス。ニアサイドで受けた乾がダイレクトの左足シュートを打つも、GKに弾かれる。しかし、こぼれに反応したアイグナーが右足ボレーを叩き込んだ。1-1と試合を振り出しに戻した。

 後半28分には左サイドから仕掛けた乾がGKとDFの間に絶妙なクロスを入れる。決定的なパスだったが、走り込んだFWオリビエ・オセアンの右足シュートはクロスバー上へ大きく外れていった。同30分に乾は途中交代、代わってDFチェロッツィがピッチへ送られた。

 すると後半37分、縦パスに抜け出したチェロッツィの右クロスからゴール正面のMFマルティン・ラニヒがヘディングシュート。力強く叩き込み、逆転に成功。今季1部復帰を果たしたフランクフルトが昨季5位のレバークーゼン相手に2-1と勝ち越し弾を奪った。そのまま試合は終了。1年で1部復帰を果たしたフランクフルトが2-1で勝利し、開幕戦を白星で飾った。


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