beacon

酒井高が清武との日本人対決制す、シュツットガルトが今季初勝利

このエントリーをはてなブックマークに追加

 ブンデスリーガの第6節2日目が29日に各地で行われた。日本代表MF清武弘嗣の所属するニュルンベルクはホームでFW岡崎慎司とDF酒井高徳の所属するシュツットガルトと対戦し、0-2で敗れた。清武は開幕戦から6試合連続で先発するとフル出場で奮闘したがチームは3連敗を喫した。一方、シュツットガルトは開幕戦から2分3敗だったため、待望の今季初勝利。前節・ホッフェンハイム戦の試合中に左足の親指を負傷した岡崎はベンチ外だったが、酒井高は3戦連続の先発出場を果たすと完封勝利に貢献した。

 開始約30秒で早くも試合は動いた。左サイドスローインを受けたDFアントニオからGKへのバックパスをかっさらったFWイビセビッチが右足で流し込み、シュツットガルトが先制に成功した。前節でも最終ラインのミスが目立ったニュルンベルク。そのこともあり、今季初先発に抜擢されたCBアントニオだったが痛恨のミス。1-0とシュツットガルトがリードを奪った。

 前半9分には清武のセットプレーから同点弾のチャンスが巡ってくる。右サイドから清武のFK、ゴール正面でクリアされるも、ファーサイドでこぼれを拾ったDFクローゼが左足ボレー。ゴールネットを揺らすもオフサイドの判定となり、得点には認められなかった。

 その後はスコアは動かない。先制されたシーンでミスをしていたアントニオは、その後も安易なミスが続き、前半16分に早くも“懲罰”交代。代わって、MFハノ・バリチュが出場した。1-0とシュツットガルとがリードしたまま前半を折り返した。

 後半に入ってもシュツットガルトがチャンスをつくる。ニュルンベルクは清武のセットプレーから決定機を迎えるも得点にはつなげない。すると後半30分にシュツットガルトが追加点。中央からのカウンター。FWカカウのパスを受けたイビセビッチが右サイドへ展開。PA右でラストパスを受けたMFハルニクが右足シュートを決めた。清武、酒井高ともにフル出場した試合は、2-0でシュツットガルトが勝利。待望の今季初白星を手に入れた。


▼関連リンク
欧州組完全ガイド
ブンデスリーガ2012-13特集

TOP