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クラシコを控えるモウリーニョ、「世界のサッカーを愛する人々の時が止まる」

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 リーガ・エスパニョーラは7日、第7節3日目で今季3度目のクラシコを行う。開幕6連勝で首位を走るバルセロナが勝ち点8差のレアル・マドリーをホームに迎える一戦。レアルのジョゼ・モウリーニョ監督はBein Sport TVのインタビューに応じ、クラシコについて「自分たちのだれもがプレーをすることを楽しみにしている試合。自分たちは間違いないし、彼らもきっとそうだろう。この点から言えば、クラシコは普通のリーガの試合より少し意味合いがあるものだ」と語っている。

 今季すでにスペインスーパーカップで対戦している両チーム。バルセロナのホームで行われた第1戦はバルセロナが3-2で先勝したが、レアルはホームでの第2戦に2-1で競り勝った。対戦成績は1勝1敗。2試合合計4-4、アウェーゴールの差でレアルがタイトルを獲得している。

「バルセロナ対レアル・マドリーの試合があるとき、世界のサッカーを愛する人々の時が止まる。スペインスーパーカップの観衆、視聴者の数は、CLの試合よりも両者の戦いに興味があるものであることを示している」

 そう語るモウリーニョ監督だが、クラシコが重要な一戦であることは認めつつ、リーガの優勝争いを決定づけるものではないとも指摘する。「自分たちの目標はリーガを制覇すること。クラシコも勝ち点3の試合でしかない。日曜日の試合はリーガの試合の一つ。リーガを争う直接のライバル2チームはどちらかが勝ち点3を獲得すれば、どちらかが勝ち点を失うことを分かっている」

 シーズン序盤は低調な試合も続いたレアルだが、チームはここに来てリーグ戦2連勝中で、欧州CLを含めれば公式戦4連勝と上向きにある。「今シーズンの開幕時の試合と最近の試合内容を比べれば、断然に良くなっている。昨シーズン、自分たちをリーガ王者へと導いたレベルのパフォーマンスにたどり着くために、チームの力を引き続き伸ばしていくことであり、その高いレベルでできるだけ長い期間戦い続けること」。そのための過程にあるのがクラシコだ。敵地でバルセロナを下し、リーガ連覇へ弾みを付けることができるか。

「今見せているようなパフォーマンスを少しずつ上げ、レベルを回復していくことを望んでいる。この点から言っても、バルサ戦は大事な試合だし、チームとして成長しているという確信を持って試合を終えることが最高のことだ」


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