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内田が先制点の起点に、シャルケが“ルール・ダービー”制す

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 ブンデスリーガの第8節が20日に各地で行われた。日本代表DF内田篤人が所属する3位・シャルケ04は敵地で4位・ドルトムントと対戦し、2-1で勝利。“ルール・ダービー”を制した。日本代表の欧州遠征を終え、チームに合流した内田は公式戦3戦連続のフル出場を果たすと、先制点の起点になるなど勝利に貢献した。一方、3連覇をめざすドルトムントは2戦勝ちなし(1分1敗)の今季2敗目。首位・バイエルンはこの日の試合で8連勝を飾ったため、その差は勝ち点12差に開いてしまった。

 16日にポーランド・ブロツワフで行われた日本代表のブラジル戦(0-4)に先発出場した内田だったが、中2日で迎えた今節も右SBで先発出場を果たした。すると序盤から果敢にオーバーラップし、チャンスを演出。前半11分には右サイドを駆け上がるもMFグロスクロイツに阻まれた。

 それでも前半14分に内田が起点となり、シャルケが先制に成功した。右サイドを攻め上がった内田がマイナスの折り返し。受けたMFファルファンの右クロスにFWフンテラールが頭から飛び込むも合わない。しかしDFが弾いたボールをPA左で拾ったMFアフェライが右足ダイレクトでシュート。シャルケが1-0とリードを奪った。

 1点を追うドルトムントだったが、MFゲッツェ、MFブラスチコフスキ、MFギュンドガン、DFシュメルツァーら主力に多くの故障者を抱える影響もあり、思うように試合を運べない。4バックから3バックに変更し、再び4バックへ布陣を戻すなど落ち着かない時間が続いた。シャルケがリードを守ったまま、1-0で前半を折り返した。

 後半に入ってもシャルケは集中力を切らさない。後半開始3分には中央で奪ってカウンター。MFホルトビーの縦パスに抜け出したMFヘーガーが冷静にドリブルで持ち込むと、ゴール正面から右足シュートを流し込んだ。2-0と差を広げた。

 後半10分にようやくドルトムントは意地をみせる。PA手前左からFWロイスのFK、ゴール正面で合わせたFWレワンドフスキがヘディングシュートを叩き込んだ。1-2に詰め寄った。

 その後はドルトムントが必死に攻め込むが内田が守備で奮闘。後半29分、31分と立て続けにレワンドフスキとロイスに攻め込まれ、ピンチを迎える。しかし、いずれも最後のところで内田が身体を張ってクリアした。そのまま試合は終了。2-1でシャルケが勝利し、連勝を飾った。


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