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決定機に決め切れず途中交代の乾、「プレーに迷いがある」

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 ブンデスリーガは2日、第10節1日目を行い、MF乾貴士の所属するフランクフルトはホームでG・ヒュルトと対戦し、1-1で引き分けた。開幕から10試合連続の先発出場を果たした乾だが、1-1に追いつかれた直後の後半12分に交代。「迷いがあるかなと思う」と悔やみ、最下位チーム相手に引き分けに終わった結果に「最下位相手にしっかり勝たないといけなかった。でも、こういう相手の方が難しいかなと思う」と唇をかんだ。

 前半1分に先制する展開が、逆に試合運びを難しくした。「開始早々に点が入って、いいリズムではできなかった」。前半12分にはMFマイアーのパスに抜け出した乾が決定機を迎えたが、GKとの1対1から放ったシュートは「狙いどおり狙ったのは狙ったんですが、弱かった」と、力なくGKにキャッチされた。「自分自身もチャンスが1回あった。決めていれば2-0で勝ち切れたかなと思う。ああいうところを決めないと」。チームは後半8分に追いつかれ、乾も直後の同12分、途中交代となった。

「プレーに迷いがあるかなと思う」。ハーフタイムでベンチに下がった前節のシュツットガルト戦(1-2)に続く早い時間での交代。開幕6戦無敗(5勝1分)当時の勢いはチームにも乾にもない。「交代は早すぎたかなと思う。でも、これが自分の実力。しっかり受け止めて、来週も試合があるのでがんばりたい」と必死に前を向いた。

(取材 了戒美子)

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