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正確キックでチャンス演出の清武、ニュルンベルクは10人で首位バイエルンとドロー

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 ブンデスリーガは17日、第12節1日目を行い、MF清武弘嗣の所属するニュルンベルクはホームで首位バイエルンと対戦し、1-1で引き分けた。清武は右サイドで開幕から12試合連続の先発出場。退場者を出した直後の後半35分に交代したが、正確なキックでチャンスを演出し、首位チームからの勝ち点1奪取に貢献した。

 バイエルンは前半開始早々の3分、中盤でボールを奪ったMFテュモシュチュクが右サイドに展開。MFトニ・クロースのクロスにFWマンジュキッチが右足で合わせ、先制点を奪った。

 いきなりビハインドを背負ったニュルンベルクは前半7分、清武のスルーパスにFWポルターが反応するが、DFダビド・アラバにつぶされ、シュートは打てない。同24分には清武の右クロスを逆サイドのMFフォイルナーが胸トラップ。ダイレクトでシュートも打てたが、トラップしたためにDFにカットされた。

 それでも0-1で折り返した後半開始1分、相手陣内でパスミスをインターセプトしたフォイルナーがPA手前から思い切りの良いミドルシュート。これがGKノイアーの手を弾いてゴールネットを揺らし、同点に追いついた。

 首位を独走するバイエルンに対し、一歩も引かないニュルンベルク。しかし後半22分、清武の右FKにポルターが頭で合わせるが、GKノイアーのビッグセーブに阻まれる。このプレーで獲得した左CK。今度は清武のキックにファーサイドでフリーのDFニルソンがヘディングで捉えたが、ゴール右に外れた。

 逆転ゴールを目指し、ホームで勢いに乗るニュルンベルクだが、後半31分、MFゲブハルトがMFシュバインシュタイガーに対するひじ打ちでこの日2枚目のイエローカードを受け、退場処分。数的不利に立たされると、直後の同35分、清武に代えてDFコルツォウスキーを投入し、守備を強化した。

 10人の相手を押し込み、勝ち越しゴールを狙うバイエルンだが、ニュルンベルクの体を張ったディフェンスをこじ開けられない。試合は1-1のままタイムアップ。試合終了の瞬間、ニュルンベルクの選手がガッツポーズを見せるなど、10人で首位バイエルンから貴重な勝ち点1を手にした。


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