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開始6分でGK退場も…C・ロナウド2発で10人のレアルが13年初戦を制す

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 リーガ・エスパニョーラは6日、第18節を行い、3位レアル・マドリーはホームでソシエダと対戦し、4-3で競り勝った。前半6分にGKアダンが一発退場となり、試合の大半を10人で戦わざるを得なかったレアル。2度のリードを追い付かれる苦しい展開も、2-2からFWクリスティアーノ・ロナウドが2ゴールを奪い、2013年初戦で勝ち点3をもぎ取った。

 2012年最終戦となった12月22日のマラガ戦(2-3)に続いてGKカシージャスをベンチに置いたレアル。前半2分にMFケディラのスルーパスからFWベンゼマが先制点を奪う幸先の良いスタートを切ったが、直後にまさかの展開が待っていた。

 前半6分、カシージャスに代わって2試合連続で先発したGKアダンのキックミスからボールを奪われると、PA内でアダンがFWカルロス・ベラを倒し、PKを献上。アダンにはレッドカードが提示され、一発退場となった。MFカジェホンを下げ、急きょ投入されたのはカシージャス。しかし、FWプリエトにPKを決められ、1-1の同点に追いつかれた。

 残り時間はまだ80分以上。10人での戦いを強いられたレアルは前半35分、MFエジルの右CKからセカンドボールをDFカルバリョがシュートすると、ゴール前のケディラが右足ヒールでコースを変え、ゴールに流し込んだ。それでもソシエダは前半40分、ベラのミドルシュートがDFに当たってこぼれたところにプリエトが詰め、再び2-2の同点に追いついた。

 チームの苦境を救ったのは、やはりこの男だった。後半23分、ベンゼマの絶妙なスルーパスにC・ロナウドが反応。PA内に走り込み、左足ダイレクトでゴールに流し込んだ。みたびリードを奪ったレアル。同25分には左45度の位置からC・ロナウドがブレ球の直接FKを豪快に叩き込み、4-2と突き放した。

 ソシエダも後半31分、プリエトがハットトリック達成となるゴールで1点差に追い上げるが、同34分にDFエストラーダが2枚目の警告で退場。数的同数となり、万事休した。レアルは昨年12月8日のバジャドリー戦(3-2)以来、3試合ぶりの白星。首位バルセロナに勝ち点で大きく引き離される中、巻き返しを期す2013年初戦を制し、苦しみながらも再スタートを切った。


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