beacon

サウサンプトンが5試合ぶりに勝利、フル出場のDF吉田は完封に貢献

このエントリーをはてなブックマークに追加

 プレミア・リーグは12日に第22節を行い、日本代表DF吉田麻也とFW李忠成の所属する17位のサウサンプトンは、敵地で16位のアストン・ビラと対戦した。吉田は先発出場、李はベンチ入りしたが出場機会は与えられなかった。前半にPKで先制したサウサンプトンは、後半に入ってアストン・ビラの反撃にあう。それでもGKアルトゥル・ボルツを中心に守り切り1-0で勝利。消化試合が1試合少ないサウサンプトンだが、アストン・ビラを勝ち点2上回った。

 直近の4戦未勝利(1分3敗)のアストン・ビラと同じく4戦未勝利(3分1敗)のサウサンプトン。試合は互いに慎重な入りを見せる。前半22分、ようやくサウサンプトンが右サイドからクロスを上げてFWジェイ・ロドリゲスがヘッドでゴールを狙う。しかし、ボールは左に外れて得点にはつながらない。それでも出足が良くセカンドボールを回収するサウサンプトンが、アストン・ビラを押し込む展開は続く。同28分にはMFジェイソン・パンチョンのキープからパスを受けた左SBルーク・ショーがシュートを放ったが、ボールはゴール右へ外れて行った。

 人数を掛けた攻撃で圧力を掛けるサウサンプトンと速攻を狙うアストン・ビラという展開で試合が進む中、前半33分にサウサンプトンは相手のクリアーミスからロドリゲスがPA内で倒されてPKを獲得する。これをFWリッキー・ランバートが決めて、サウサンプトンが先制した。その後もサウサンプトンが優勢に試合を進める。同44分にはショーがPA内に侵入して左足のアウトサイドでシュートを放ったがGKに防がれ、追加点は挙げられないまま前半を折り返す。

 後半に入り、アストン・ビラも反撃に出る。後半6分にはFWアンドレアス・ウェイマンがシュート。しかし、これはGKボルツが弾き、こぼれ球も吉田がクリアーした。同7分にもMFエンダ・スティーベンスのシュートをボルツが弾く。これをFWクリスティアン・ベンテケが詰めたが、シュートを枠に飛ばせなかった。

 徐々に速攻からチャンスをつくったサウサンプトンは、後半24分にパンチョンが右サイドから中に切り込み、得意の左足でシュート。しかし、シュートは右ポストに嫌われて、点差を広げられなかった。

 アストン・ビラはベンテケにボールを集めてゴールに迫ったが、GKボルツが好セーブに阻まれて得点を挙げられない。後半44のCKからFWグレアム・バークのヘッドはクロスバーを叩く。後半ロスタイムには、GKボルツが弾いたボールがゴール前のベンテケの前にこぼれたが、これを無人のゴールに飛ばせず。今シーズン、最初の対戦でもアストン・ビラに4-1で勝利していたサウサンプトンが、前半の1点を守り抜き、再び勝ち点3を挙げている。


▼関連リンク
欧州組完全ガイド
プレミアリーグ2012-13特集ページ

TOP