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岡崎1トップで先発も不発…ボルフスは新監督初陣で快勝も長谷部は途中出場

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 ブンデスリーガは19日、第18節2日目を行い、FW岡崎慎司とDF酒井高徳の所属するシュツットガルトは敵地でMF長谷部誠の所属するボルフスブルクに0-2で敗れ、2連敗を喫した。岡崎は1トップで先発フル出場も不発。長谷部は10試合ぶりの先発落ちとなったが、2-0の後半23分から途中出場し、2試合ぶりの勝利に貢献している。なお、酒井は出場停止だった。

 3試合ぶりの先発となった岡崎は、出場停止のFWイビセビッチに代わって1トップを務めた。ウインターブレイク中の練習試合では2試合で3ゴールを記録し、ラッパディア監督の信頼を勝ち取った。しかし、立ち上がりからなかなか味方と呼吸が合わず、いい形でボールを受けられない。前半はチームとしてもチャンスらしいチャンスをつくれず、MFゲントナーのミドルシュートなど攻撃は単発だった。それでも0-0で折り返した後半2分にはGKからのパントキックをMFハルニクが頭でそらし、岡崎がゴール前に抜け出す。ようやく決定機を迎えたが、右足のシュートはゴール上に外してしまった。

 一方の長谷部は昨年10月のマガト元監督解任後、ギュンター・コストナー暫定監督の下では右サイドハーフのレギュラーを任されていたが、昨年12月22日にニュルンベルクのディーター・ヘッキング監督がボルフスブルクの新監督に電撃就任。その初陣となったこの日、今冬にドルトムントから加入したMFペリシッチを右サイドハーフで先発起用し、長谷部がベンチに押し出される形となった。

 後半開始からFWバス・ドストを投入し、1トップで先発していたFWオリッチを左サイドに回したボルフスブルク。後半6分、中央をドリブルで仕掛けたMFジエゴがそのまま右足ミドルシュートを叩き込み、先制点を奪った。同22分にはジエゴの左FKからDFマドルンクがヘディングで追加点。2-0とリードを広げ、直後の23分に長谷部もピッチに入った。

 ボランチで投入された長谷部だが、後半30分にペリシッチがベンチに下がってからは右サイドに移った。2点のリードを守り抜くべく守備に注力。そのまま2-0の完封勝利に貢献し、ヘッキング新監督の初陣で2試合ぶりの勝利を手にしたボルフスブルクが後半戦初戦で上々のスタートを切った。


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