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香川が先制点に絡むも、ユナイテッドはロスタイム被弾でトッテナムとドロー

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 プレミア・リーグは20日、第23節2日目を行い、日本代表MF香川真司の所属するマンチェスター・ユナイテッドは、敵地でトッテナムと対戦した。香川はトップ下でスタメン出場し、後半17分までプレーした。試合は前半25分、ユナイテッドがFWロビン・ファン・ペルシーの公式戦6試合連続となるゴールで先制する。後半、反撃に出たトッテナムもロスタイムにMFクリント・デンプシーがゴールを決めて1-1の同点に追いついた。このまま試合は終了し、勝ち点1を分け合っている。

 直近のリーグ戦6試合無敗(4勝2分)のトッテナムと、10戦無敗(9勝1分)のユナイテッド。ともに2013年に入って黒星のない、好調同士の一戦。先手を取ったのは首位のユナイテッドだった。前半25分、香川のダイレクトパスを受けたMFマイケル・キャリックが、左サイドにボールを展開する。パスを受けたMFダニー・ウェルベックが中央にボールを運ぶ。そこから右のMFトム・クレバリーにボールを預けると、ゴール前にクロスを入れる。これをファーサイドでファン・ペルシーがヘッドで合わせて、1-0とリードした。

 その後は両チーム、中盤で見応えのある攻防を見せるが、決定機に持ち込めない。ようやく前半40分、トッテナムはMFガレス・ベイルが右足で強烈なシュートを放つ。DFに当たり、わずかにコースが変わったがGKダビド・デ・ヘアが足で好セーブを見せて得点を許さなかった。このまま前半はユナイテッドが1点をリードして折り返す。

 後半開始と同時に、トッテナムも反撃に出る。FWジャーメイン・デフォー、ベイルがゴールを狙うが、得点を挙げられない。後半5分にはMFムサ・デンベレからのパスを受けたデンプシーがPA内でGKと1対1になるが、シュートはGKデ・ヘアに足でブロックされて、同点に追い付けない。その1分後には、左サイドからのパスを受けた香川がPA外からシュートを狙ったが、左に大きく外れた。

 後半17分、ユナイテッドのアレックス・ファーガソン監督は香川を下げて、FWウェイン・ルーニーを起用する。さらに同29分にはクレバリーを下げ、MFアントニオ・バレンシアをピッチに送りだした。前線からトッテナムに圧力をかけるユナイテッドだが、追加点は挙げられない。同33分にはトッテナムもデフォーがPA内で決定機を得たが、DFリオ・ファーディナンドがシュートをブロックした。

 このまま試合終了かと思われた後半ロスタイム、ゴール前の混戦からデンプシーがゴールを決めて、土壇場で試合を振り出しに戻した。前半戦の対戦でユナイテッドに3-2と勝利していたトッテナム。ホームとアウェーで連勝するダブルは達成できなかったが、今季のユナイテッド戦は1勝1分と勝ち越した。

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