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清武が今季6アシスト目&スーパークリア、金崎はデビューお預け

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 ブンデスリーガは3日、第20節3日目を行い、MF清武弘嗣とMF金崎夢生の所属するニュルンベルクはホームでボルシアMGと対戦し、2-1で競り勝った。右サイドで2試合連続の先発出場となった清武は今季6アシスト目を記録したほか、決定的なピンチを救うクリアを見せるなど攻守に躍動。フル出場でチームに4試合ぶりの白星をもたらした。移籍後初戦となった金崎はベンチ入りしたが、出場機会はなかった。

 清武のCKが先制点につながった。前半4分、右CKのこぼれ球を拾ったMFフランツがPA内で倒され、PKを獲得。これをMFシモンがゴール中央に決め、幸先よくリードを奪った。前半8分のピンチの場面では、GKもかわしたMFヘルマンのシュートに対し、必死に戻った清武がゴールラインぎりぎりでスライディングクリア。絶体絶命のピンチにスーパークリアを見せた。

 すると前半30分、ハーフウェーライン付近で清武が相手の横パスをインターセプト。そのままドリブルで駆け上がり、左サイドからゴール前に走り込むFWペクハルトに狙い澄ましたスルーパスを通し、ペクハルトはワントラップから左足でゴール右隅に流し込んだ。清武にとっては、昨年11月9日のマインツ戦(1-2)以来、9試合ぶりとなる今季6アシスト目。2-0とリードを広げ、前半を折り返した。

 後半に入ると、最近7試合負けのないボルシアMGの猛反撃を受けた。後半13分には一瞬の隙を突かれ、相手陣内からの1本の長いFKで最終ラインの背後を取られて失点。1点差に詰め寄られたニュルンベルクは後半24分、清武の左クロスを途中出場のFWポルターが頭で合わせるシーンをつくったが、シュートは枠を捉え切れない。その後の決定機にも試合を決定づける3点目を奪うことはできず、終盤は1点のリードを必死に守った。

 清武も自陣深くまで戻って守備で体を張るなど、ボルシアMGの反撃に耐え続けたニュルンベルク。ベンチ入りした金崎に出場機会はなかったが、最後まで集中力を切らさず、そのまま2-1で逃げ切った。昨年12月8日のデュッセルドルフ戦(2-0)以来、4試合ぶりの白星。ミヒャエル・ウィージンガー監督にとっても、就任3戦目で待望の初勝利となった。


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