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酒井高と宇佐美が先発で対決、岡崎も途中出場のシュツットガルトが連敗ストップ

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 ブンデスリーガは17日、第22節3日目を行い、FW岡崎慎司とDF酒井高徳の所属するシュツットガルトは敵地でMF宇佐美貴史の所属するホッフェンハイムと対戦し、1-0で競り勝った。酒井は右SBで公式戦4試合連続の先発フル出場。右サイドハーフで5試合連続の先発となった宇佐美も2試合ぶりのフル出場を果たした。岡崎は公式戦4試合連続のベンチスタートで、後半42分から途中出場。最後は日本人3選手がピッチに立った。

 試合は開始早々にアウェーのシュツットガルトが先制する。前半3分、左サイドをドリブルで仕掛けたMFトラオレのクロスにファーサイドのMFハルニクがダイビングヘッドで合わせ、ゴールネットを揺らした。同13分にも左クロスをハルニクが胸で落とし、FWイビセビッチが右足ダイレクトボレー。これは枠を捉え切れなかったが、果敢に追加点を狙った。

 これまでの左サイドではなく、右サイドに入った宇佐美はなかなかボールに絡めない。前半17分、左サイドからサイドチェンジされたボールをはたき、後方から走り込んだDFベックがPA外からミドルシュートを狙ったが、大きく枠を外れた。同33分には味方GKからのロングスローイングを宇佐美が足元にピタリと止める正確なトラップ。一気にカウンターにつなげ、最後はMFフォラントが狙ったが、シュートはミートせず、GKにキャッチされた。

 シュツットガルトの1点リードで折り返した後半4分、ホッフェンハイムは宇佐美がFWデ・カマルゴとのワンツーから左サイドに展開。FWホセルが縦に仕掛けたが、酒井が対応し、クロスを上げさせなかった。シュツットガルトは同10分、酒井の右クロスのこぼれ球をトラオレが左足でシュート。決定的な場面だったが、GKの好セーブに阻まれた。

 同点に追いつきたいホッフェンハイムは後半19分、DFアブラムのスルーパスからホセルが最終ラインの背後を取り、GKと1対1の絶好機を迎えるが、シュートはGKが体を張ってセーブ。同26分にはサイドチェンジを受けた宇佐美がドリブルで中に切れ込むが、ラストパスは味方に合わない。2試合ぶりのフル出場を果たした宇佐美だったが、得点に絡むことはできなかった。

 岡崎は後半42分からトラオレに代わって公式戦4試合連続の途中出場。左サイドに入り、ロスタイムにはイエローカードを受ける場面もあったが、1-0の逃げ切り勝利に貢献した。シュツットガルトは連敗を5で止め、昨年12月8日のシャルケ戦(3-1)以来、6試合ぶりの白星。一方、入れ替え戦ラインの16位に低迷するホッフェンハイムは2連敗となり、残留圏の15位ボルフスブルクまで勝ち点10差に開いた。

(取材・文 西山紘平)

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