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[FA杯]香川先発のユナイテッド、チェルシーに追い付かれて再試合へ

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 FA杯は10日に準々決勝を行い、日本代表MF香川真司の所属するマンチェスター・ユナイテッドは、ホームでチェルシーと対戦した。早い時間帯に2点を先攻したユナイテッドだが、後半に選手交代を行って反撃に出たチェルシーに追い付かれる。終盤はチェルシーに押し込まれたが、GKダビド・デ・ヘアの好セーブもあり、2-2で試合は終了。再試合が行われることとなった。香川はスタメン出場し、後半31分までプレーした。

 前半5分、マンチェスター・ユナイテッドはMFマイケル・キャリックのロングパスからFWハビエル・エルナンデスがヘッドでゴールネットを揺らし、幸先良く先制する。さらに11分にもFWウェイン・ルーニーがFKをゴール前に蹴ると、密集を抜けたボールは、そのまま左サイドネットを揺らし、ユナイテッドがリードを広げた。その後も試合の主導権を握るユナイテッドは、香川もPA内でボールを持ち、チャンスをつくった。それでも、追加点は挙げられずに2-0のままで前半を終えた。

 後半に入り、ビハインドのチェルシーが猛反撃を見せる。後半7分にはMFフランク・ランパードとMFビクター・モーゼスをベンチに下げ、MFジョン・オビ・ミケルとMFエデン・アザールを同時期用した。これが奏功し、後半14分にはアザールが右足で絶妙なシュートをユナイテッドゴールに沈め、1点差に詰め寄った。

 ユナイテッドは後半18分、温存していたFWロビン・ファン・ペルシーをエルナンデスに代えて起用するが、チェルシーの勢いは止まらない。同23分には速攻からMFラミレスにゴールを決められ、同点に追いつかれてしまう。

 後半31分にアレックス・ファーガソン監督は、香川をベンチに下げて、FWダニー・ウェルベックをピッチに送り出す。香川交代直後、波状攻撃を見せたユナイテッドだが、ゴール前で体を張って守るチェルシーから、3点目を挙げることができない。

 ユナイテッドの猛攻を凌いだチェルシーも32分に、FWデンバ・バを下げて、FWフェルナンド・トーレスを起用した。35分過ぎからは、セカンドボールにより良い反応を見せたチェルシーが、ユナイテッドを押し込む展開が続く。後半45分にはルーニーからボールを奪ったDFダビド・ルイスがPA内のMFフアン・マタへパス。マタがDFをかわして左足でゴールを狙ったが、GKダビド・デ・ヘアが好守を見せて、ゴールを守った。

 さらに4分間のロスタイムにもチェルシーは、フェルナンド・トーレス、エデン・アザールがPA外からゴールを狙ったが、GKデ・ヘアがゴールを守り抜いた。このまま試合は2-2で終了している。

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