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メッシ復活弾&アシストも…バルサは土壇場の失点で優勝決定は持ち越し

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[4.27 リーガ・エスパニョーラ第33節 ビルバオ2-2バルセロナ]

 リーガ・エスパニョーラは27日、第33節を行い、首位バルセロナは敵地でビルバオと対戦し、2-2で引き分けた。途中出場のFWリオネル・メッシが1ゴール1アシストを記録し、一時は逆転したが、試合終了間際に追いつかれた。バルサが勝って、2位レアル・マドリーが負ければ、今節で2シーズンぶり22回目のリーガ制覇が決まるところだったが、優勝決定は次節以降に持ち越しとなった。

 23日の欧州CL準決勝第1戦でバイエルン(ドイツ)に0-4で敗れたバルセロナ。この日は先発4人を入れ替え、バイエルン戦で先発復帰したFWリオネル・メッシもベンチスタートとなった。前半17分、FWアレクシス・サンチェスのミドルシュートがポストを直撃するチャンスはあったものの、なかなかリズムに乗り切れない。すると同27分、自陣でボールを失い、カウンターからサイドをFWアリツ・アドゥリスに突破され、最後はFWスサエタに先制点を決められた。

 失点後も攻撃に迫力が出ないバルセロナは0-1で折り返した後半14分、MFシャビに代えてメッシを投入する。バイエルン戦では運動量が上がらず、動きにもキレがなかった背番号10だが、この日は投入直後の15分にスピードに乗ったドリブルで中央突破。FWペドロ・ロドリゲスにラストパスを通したが、ペドロのシュートは惜しくもGKのセーブに阻まれた。

 メッシ投入とともにパスが効果的に回り始め、攻撃のリズムをつかんだバルセロナ。後半22分、MFチアゴ・アルカンタラからメッシが横パスを受けると、中央の密集地帯をドリブルで仕掛けた。細かいステップでDF3人を振り切り、左足でゴール左隅に流し込む同点弾。メッシの4試合ぶり今季44点目、出場試合に限ればリーガ20試合連続ゴールで1-1と試合を振り出しに戻した。

 さらに2分後の後半24分、右サイドのスペースに飛び出したDFダニエウ・アウベスの山なりのクロスに飛び込んだメッシが頭で落とし、アレクシス・サンチェスが胸トラップから右足でシュート。電光石火の連続ゴールで2-1と逆転に成功した。

 ところが、試合終了間際の後半45分に痛恨の失点。土壇場で勝ち点3を逃し、2-2の引き分けに終わった。5月1日には欧州CL準決勝第2戦・バイエルン戦を控えるバルセロナ。4点ビハインドで臨む決戦を前に、メッシに復活ゴールが生まれたのは明るい材料だが、勝って弾みを付けたい一戦はまさかの幕切れとなった。


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