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決定力を欠いたシティはスウォンジーとスコアレスドロー

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[5.4 プレミア・リーグ第36節 スウォンジー0-0マンチェスター・シティ]

 プレミア・リーグは4日に第36節を行い、2位のマンチェスター・シティは敵地でスウォンジーと対戦した。この試合に勝てば2位確定に前進するシティだったが、フィニッシュの精度を欠き、スウォンジーとの一戦をスコアレスドローで終えている。

 前半はキャピタル・ワン杯王者のスウォンジーが試合の主導権を握る。ロングカウンターでシティの守備を破るスウォンジーは、前半27分に右サイドからMFネイザン・ダイアーが折り返したボールを受けたMFウェイン・ルートリッジがシュートしたが、ボールはGKジョー・ハートの正面に飛んだ。その後もスウォンジーは速攻からチャンスをつくったが、得点を決めることはできない。

 前半35分にはマンチェスター・シティもチャンスをつくる。右サイドから入れたクロスがPA内にいたMFサミル・ナスリに渡ったが、シュートはGKの正面に飛んだ。さらに同43分にもMFダビド・シルバがPA内に侵入して、2度シュートを打ったが、DF、GKの体を張った守備に阻まれてしまう。結局、前半はスコアレスで折り返した。

 後半開始と同時にシティはMFヤヤ・トゥレに代えてFWエディン・ジェコをピッチに送り出す。4-4-2に布陣を変更したシティは、徐々にスウォンジーに圧力をかけていく。しかし、スウォンジーの守備を崩せない。逆に後半19分にはボールを奪ったスウォンジーが、速攻を仕掛ける。右サイドからダイアーが仕掛け、逆サイドのMFパブロ・エルナンデスにパス。パブロ・エルナンデスは中に切り込んでからシュートを打ったが、ボールは枠外へ飛んで行った。

 後半25分にスウォンジーは、右足を痛めたFWミチュに代えて、FWルーク・ムーアを投入する。同31分にはゴール前でダイアーが、DFビンセン・コンパニに倒され、FKを獲得する。これをMFジョナサン・デ・グズマンが蹴ったが、シュートを枠に飛ばせなかった。

 ロベルト・マンチーニ監督は後半34分にFWセルヒオ・アグエロをベンチに下げ、FWカルロス・テベスを起用する。同38分にはテベスのスルーパスを受けたDFパブロ・サバレタがゴール前にクロスを入れる。DFに当たったボールは、ジェコの前に飛んだが、ジェコはゴール左にシュートを外してしまう。直後の40分にはジェコが左に開いてボールを折り返すと、ゴール正面でダビド・シルバがフリーでシュートしたが、これもゴール左に外してしまった。

 残り5分を切り、シティはシルバを下げて、MFジャック・ロドウェルを起用。一方のスウォンジーは、ダイアーに代えてDFドワイト・ティエンダリをピッチに送り出し、守備固めに入っている。後半ロスタイムにもシティは右サイドからナスリが上げたクロスをゴール前でジェコがヘッドで合わせたが、ボールはGKフォルムの正面に飛び、万事休す。0-0で試合を終えて、勝ち点1を分け合うこととなった。

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