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内田フル出場も…シャルケは痛恨敗戦でCL出場権争いは最終節へ

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[5.11 ブンデスリーガ第33節 シャルケ1-2シュツットガルト]

 ブンデスリーガは11日、第33節を行い、DF内田篤人の所属するシャルケはホームでFW岡崎慎司とDF酒井高徳の所属するシュツットガルトと対戦し、1-2で敗れた。内田は右SBで7試合連続の先発出場。2試合ぶりのベンチスタートとなった岡崎は後半26分から途中出場した。酒井は累積警告で出場停止だった。

 前節のボルシアMG戦(1-0)で脳震盪を起こし、ハーフタイムに交代した内田だが、この日も右SBで先発出場。5試合ぶりに復帰したMFジェファーソン・ファルファンとのコンビネーションで右サイドからチャンスをつくりたかったが、なかなか連係がかみ合わない。逆に攻め上がった背後を突かれ、右サイドからチャンスをつくられた。

 シュツットガルトは前半14分、DFクリスティアン・モリナーロの左クロスからFWベダド・イビセビッチがヘディングシュート。これはゴール上に外れたが、同24分、再び左サイドのスペースを突き、MFイブラヒマ・トラオレのクロスにイビセビッチが右足で合わせ、先制点を奪った。

 1点ビハインドとなったシャルケは前半29分、MFミシェル・バストスの縦パスを受けたMFマルコ・ヘーガーが後方に落とし、走り込んだ内田が右足を振り抜いたが、ゴール上に外してしまう。同38分、内田のスローインからこぼれ球を狙ったMFジャーメイン・ジョーンズの左足ミドルもGKの好セーブに阻まれた。

 後半に入っても1点が遠いシャルケは後半18分、FWクラース・ヤン・フンテラールの直接FKもポストを直撃。すると同21分、シュツットガルトはカウンターからイビセビッチがこの日2点目を決め、2-0とリードを広げた。後半26分からはトラオレに代わって岡崎も途中出場。フル出場の内田と同サイドで日本人対決が実現した。

 ところが後半ロスタイム、岡崎が自陣まで守備に戻ってカットしたボールがフンテラールに渡ってしまう。フンテラールの右クロスはオウンゴールを誘発。土壇場で1点を返したシャルケだが、そのまま1-2で敗れ、来季の欧州CL出場権を獲得できる4位を確定することはできず、逆に5位フライブルクに勝ち点1差、6位フランクフルトにも勝ち点2差に詰め寄られた。最終節は敵地でのフライブルク戦。欧州CL出場権争いは最後の最後までもつれ込んだ。


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