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積極プレーでチャンス演出、長友がフル出場で復帰戦を飾る

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[5.12 セリエA第37節 ジェノア0-0インテル]

 セリエAは12日、第37節を行った。日本代表DF長友佑都の所属するインテルは、敵地でジェノアと対戦し、0-0で引き分けた。引き分けに終わったが、インテルは連敗を3でストップさせた。

 左ひざ半月板の故障からの復帰を目指す長友は、先発メンバーに名を連ねると、左MFでフル出場。積極的に攻撃に加わるなど、持ち味を発揮した。

 故障者の続出に苦しむインテル。長友も先月14日のカリアリ戦で故障を再発。左ひざの半月板損傷と診断され、今季中の復帰は絶望視されていた。しかし驚異的な回復力を見せると、今月上旬からチーム練習に復帰。9日に行われた下部組織との練習試合を経てこの日を迎えた。

 スタメンでは2月24日のミラン戦以来の先発出場となった長友。フィジカルコンディションが心配されたが、前半18分には左サイドから中央に切り込みMFズドラフコ・クズマノビッチにパス。ミドルシュートにつなげるなど、積極的なプレーを見せた。

 長友が復帰したインテルだが、序盤から苦しいゲーム展開を強いられた。前半11分、長友との駆け引きに勝ったFWマルコ・ボリエッロがヘディングシュート。同44分にはMFアンドレア・ベルトラッチにミドルシュートを放たれるが、いずれもGKサミール・ハンダノビッチが弾き出し、ゴールを割らせなかった。

 後半に入るとインテルは15分、長友と同じくこの試合で復帰戦を迎えたFWアントニオ・カッサーノを投入。すると29分、カッサーノのパスに反応した長友が、右サイドでチャンスを作る。同33分には長友が左サイドの深い位置まで持ち込みクロスを上げるなど、ペースを掴み出す。

 インテルは後半38分に3枚目のカードを切ったことで、この時点で長友のフル出場が確定。試合は0-0の引き分けに終わったが、90分問題なくプレー出来たことは日本代表にとってもこれ以上ない朗報だ。


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