beacon

長谷部が乾を倒して一発退場…フランクフルトはEL予選出場権を確保

このエントリーをはてなブックマークに追加

[5.18 ブンデスリーガ第34節 フランクフルト2-2ボルフスブルク]

 ブンデスリーガは18日、最終節を行い、MF乾貴士の所属するフランクフルトはホームでMF長谷部誠の所属するボルフスブルクと対戦し、2-2で引き分けた。乾は左MF、長谷部は右SBで先発出場。同サイドで日本人対決が実現したが、前半35分に長谷部が乾を倒し、一発退場となった。

 来季の欧州カップ戦出場へ一つでも上の順位で終えたいフランクフルトだったが、立ち上がりから苦しい展開を強いられた。ボルフスブルクは前半8分、DFリカルド・ロドリゲスの左CKにMFヤン・ポラークが頭で合わせ、先制点。フランクフルトは前半16分、19分と立て続けに乾が決定機を迎えるも決め切れず、逆にカウンターからMFイビツァ・オリッチにサイドを突破され、MFジエゴに2点目を決められた。

 2点ビハインドとなったフランクフルトだが、前半35分、縦パスに反応した乾がPA内に抜け出したところで後方から長谷部に倒され、PKを獲得。長谷部は決定的な得点機会の阻止で一発退場となった。11年12月3日のマインツ戦では警告2枚でブンデスリーガ初の退場処分を受けた長谷部だが、一発レッドは初めて。このPKをMFアレクサンダー・マイヤーが決め、フランクフルトが1点差に追い上げた。

 1点を返し、数的優位に立ったことで勢いに乗りたいフランクフルトだったが、10人のボルフスブルクを攻めあぐねる時間が続いた。乾は4試合ぶりのフル出場。後半43分には左サイドからゴールライン際を個人技で突破し、シュートまで持ち込んだが、GKに阻まれた。

 それでも後半45分、自陣からのロングボールがボルフスブルク守備陣の連係ミスを誘い、ロドリゲスがオウンゴール。土壇場で引き分けに持ち込んだフランクフルトは勝ち点1を積み上げ、6位の座を死守。来季のEL予選3回戦への出場権を獲得し、ブンデスリーガ1部復帰のシーズンを終えた。


▼関連リンク
欧州組完全ガイド
ブンデスリーガ2012-13特集

TOP