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香川がファーガソン監督のラストマッチで先制点を挙げるも…試合は5-5のドローに

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[5.19 プレミア・リーグ第38節 WBA5-5マンチェスター・U]

 プレミア・リーグは19日、2012-13シーズンの最終節を行い、日本代表MF香川真司の所属するマンチェスター・ユナイテッドは、敵地でWBAと対戦した。アレックス・ファーガソン監督のラストマッチとなった一戦に先発した香川は、前半6分にFWハビエル・エルナンデスのアシストから先制点を決め、後半24分に引退するMFポール・スコールズと交代するまでプレーした。ユナイテッドは2度、3点差にリードを広げたが、残り10分で3失点を喫して5-5で引き分け、今季限りで勇退するファーガソン監督の通算1500試合目を白星で飾れなかった。

 リーグ優勝を決めているユナイテッドは、前半6分の最初の決定機で先制点を挙げる。ハビエル・エルナンデスからゴール前の香川にパスが通り、香川が確実にゴールネットを揺らした。その3分後にもオウンゴールで追加点を挙げたユナイテッドは、攻撃の手を緩めない。同30分にもMFトム・クレバリーのパスを受けたDFアレクサンデル・ブットナーが3点目を決めた。

 ユナイテッドが勝利を決定的なモノにしたように思われたが、ここからWBAが反撃に出る。前半40分にはMFジェームス・モリソンが得点を挙げると、後半も良いリズムで試合を進める。後半5分にはチェルシーからのレンタルで加入しているFWロメル・ルカクがシュートを決めて、1点差に詰め寄った。

 このイヤな流れを断ち切ったのは、やはりエースだった。後半8分、FWロビン・ファンペルシーが右サイドからMFアントニオ・バレンシアが折り返したボールをゴールに流し込み、再びリードを2点に広げた。

後半15分にユナイテッドは、クレバリーをベンチに下げて、MFライアン・ギグスを起用する。その3分後、香川からの縦パスを左サイドで受けたギグスが、ゴール前に低いボールを折り返す。これを受けたハビエル・エルナンデスが、楽々とゴールネットを揺らして5-2とした。

 後半24分に香川は、引退するMFポール・スコールズと交代してピッチを去る。勝利が決定的かと思われたユナイテッドだったが、ファーガソンのラストマッチに水を差されることとなる。同36分にロメル・ルカクに、この試合2点目のゴールを決められると、その直後の37分にもMFユースフ・ムルンブに得点を決められる。さらに41分にもルカクにハットトリックとなるゴールを決められて、試合を振り出しに戻されてしまった。

 結局、5-5で試合は終了。サー・アレックスの最終戦は、合計10ゴールが飛び出す乱打戦となった。

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