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日本戦に自信のDFルーカス・ニール「90分では10年、負けていない」

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 オーストラリア代表は3日に、4日のW杯最終予選の日本戦に向けた前日練習を行った。練習後、公式会見に臨んだDFルーカス・ニール(所属クラブなし)は、アウェーでの勝ち点獲得に自信を見せている。

 これまでの経験を踏まえて、どんな試合を予想するかと問われたニールは、「日本との試合は、非常にタフになる印象です。明日の試合も同じようにタフな試合になることは分かっています。両国にはライバル心があると思いますし、私たちの今後を決める極めて重要な試合になるでしょう」と、語っている。

 試合の内容を「タフになる」と予見したニールだが、オーストラリアは望む結果を得られるだろうとも話している。「おそらくこの10年近く、日本には負けていない。だから、選手たちは自信を持っている。明日の試合もタフな試合になるだろうが、良い結果を得られる自信がある。ベストを尽くせば、勝ち点を取って帰る可能性は高いだろう」

 ニールの言葉通り、90分間の成績を見れば、日本は06年ドイツW杯初戦で敗れて以来、4分2敗とオーストラリアに勝てていない。アジア杯で2度オーストラリアに勝利している日本だが、2011年アジア杯決勝は延長の末に1-0で勝ったもので、2007年もPK戦を4-3で制して勝ち進んだ。90分での勝利になると、トルシエ監督時代の01年8月14日に勝利した親善試合まで遡らなければいけないのだ。

「数字上で日本は、まだ予選突破を決めていません。しかしW杯出場は、ほぼ手中にある状況です。そういう意味では(連敗中でも)そんなにプレッシャーはなく、余裕があるでしょう。本当に勝ち点が必要なのは、私たちです」と、ニールは言う。3試合を残して、グループBで3位に位置するオーストラリア。絶対の自信と強い危機感を持ち、4日の日本戦に挑む。
(取材・文 河合拓)

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