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マラカナンでのファイナル デル・ボスケ監督「ブラジルを恐れない」

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 コンフェデレーションズ杯は30日、リオデジャネイロのマラカナンスタジアムで決勝を行い、世界王者・スペイン代表が開催国のブラジル代表と対戦する。決戦を翌日に控えた29日、公式練習の前に記者会見を行ったビセンテ・デル・ボスケ監督は「我々は勇気を持って、勇敢に、そして恐れずに戦う」と宣言した。

 完全アウェーの中で行われるブラジル戦。「ブラジルは現代フットボールの父だ。私の世代では、彼らが常に見本だった」。相手をそうリスペクトする指揮官は、FWネイマールについて聞かれ、「ブラジルはネイマールだけではない」と即答したうえで、警戒を強めた。

「ブラジルはネイマールだけではなく、素晴らしいチームだ。2人の世界最高のSBである(ダニエウ・)アウベスとマルセロがいる。2人のCBも世界のトッププレイヤーだ。パウリーニョやオスカルのような選手もいるし、フレッジやフッキといったストライカーもいる。空中戦には特に注意しないといけない」

 しかし、どんな相手であっても、自分たちのスタイルを変えるつもりはない。「我々は勇気を持って、勇敢に、そして恐れずに戦う。自分たちのアイデンティティー、自分たちのスタイルを信じることが大切だ。対戦相手のことは考えなければならないが、相手に合わせて戦い方を変えることはない」。EUROを連覇し、南アフリカW杯を制した世界最強のサッカーで、ブラジルの3連覇を阻み、自国に初のタイトルを持ち帰る。

(取材・文 西山紘平)

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