CL本大会出場を懸けて激突

　9日に行われたチャンピオンズリーグ予選プレーオフの抽選により、PSVとミランが本大会出場をめぐって激突することになった。抽選結果についての両クラブ幹部のコメントを、イタリア『コッリエレ・デッロ・スポルト』が伝えている。

　ミラン幹部のウンベルト・ガンディーニ氏は、今シーズンを大きく左右する試合だとして、その重要度の高さを強調した。

「PSVとの試合はシーズンで最も重要な試合だ。グループステージに到達することは何よりも優先すべきだからだ。だが突破は簡単ではない。何人かの主力を放出したとはいえ、PSVは非常に強いチームだ」

「UEFAのポイントに基づけば、対戦の可能性があった中で最も手強い相手だ。セカンドレグをホームで戦えることは、我々にとってほんのわずかなアドバンテージになるかもしれない」

　PSV幹部のロン・フェルケルク氏は、現在の若いチームが経験でミランに遅れを取ることを認めながらも、勝機を見出すことは可能だと考えている様子だ。

「ミランとの対戦が我々にとって最悪の抽選結果だったかどうかは何とも言えない。我々は経験の面でミランに劣っている。今年は何人か重要な選手を売却したが、代わりに才能ある若手選手たちを獲得することができた」

「フィリップ・コクー監督と、このクラブの元選手であるコーチングスタッフに率いられて、1年か2年後には非常に戦力の高いチームになれると確信している。だが今回の試合でもサプライズを起こすことはできるかもしれない」

　ファーストレグはPSVのホームで8月20日に、セカンドレグはミランのホームで同28日に開催される。