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タイトルより新たな挑戦を選んだM・ゴメス

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レーブはドイツ代表FWの決断に満足

 ドイツ代表FWマリオ・ゴメスは、7月にバイエルン・ミュンヘンからフィオレンティーナへの移籍が決まった。新しい環境で4週間を過ごした同選手は、ドイツ『sid』にバイエルンを離れた理由などを語っている。

 2009年にバイエルンに加入したM・ゴメスは、3冠を達成した2012-13シーズンの後、クラブを去る決断を下した。「偽9番」の起用を好むとされるジョゼップ・グアルディオラ新監督を迎えたバイエルンで、自身の居場所がなくなると判断したようだ。

「僕は考えたんだ。バイエルンに残った場合、3年間50%の試合ではベンチに座りながら、3つのタイトルを手にしたかもしれない。それとも、選手として、人間として成長するか。もちろん、バイエルンを離れるのは簡単な決断ではなかった。しかし、僕は子供のときから、南でプレーすることを夢見ていたんだ」

「タイトルを基準に考える人たちは、あまり理解できないかもしれない。でも、ひょっとしたら、キャリアが終わる頃、より多くのタイトルを獲得したことより、もうひとつの言葉をマスターした方が素晴らしいことかもしれない」

 タイトルのみではないと語るM・ゴメス。具体的な目標は明かしていないが、新しい挑戦に意気込んでいる。

「すべてがうまくいくことを願う。1年後に振り返って、何もうまくいかなかったと思う場合だってあり得る。だが、僕はそうでないと信じているよ。とにかく(フィオレンティーナは)僕が求めていたとおりの挑戦だ」

 グアルディオラ監督の下で過ごした2週間のプレシーズンにも言及した。

「ペップと知り合えたのはうれしかったね。僕は子供の頃はバルセロナのファンだったけど、当時グアルディオラは偉大な選手だった。サッカーの伝え方も非常に印象的だったよ。一人の人間としても素晴らしい。ものすごく謙虚な人なんだ」

 一方、ドイツ代表のヨアヒム・レーブ監督も、M・ゴメスの移籍について満足している様子だ。フィオレンティーナは「攻撃的なサッカーを見せているので、マリオに非常に合うと思う」と評価した上で、同選手の活躍に期待を寄せている。

「信頼されれば、ゴールマシンになる。必要とされていることを感じ、プレーも彼に合わせられたら、彼は常に多くの得点、そして大事な得点を決めているね」


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