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レアルは開幕戦辛勝、新戦力イスコの1G1Aで逆転勝ち

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[8.18 リーガ・エスパニョーラ第1節 R・マドリー2-1ベティス]

 リーガ・エスパニョーラは18日、第1節2日目を行い、レアル・マドリーはホームでベティスと対戦し、2-1で逆転勝ちした。ジョゼ・モウリーニョ前監督がチェルシーに去り、カルロ・アンチェロッティ新監督を迎えたレアル。王座奪還を目指す新シーズンの初陣は苦しみながらも新加入のMFイスコが1ゴール1アシストを記録し、ホーム開幕戦を勝利で飾った。

 前半4分、最初の決定機をつくったのはアウェーのベティスだった。DFナチョの左クロスからFWホルヘ・モリーナがフリーでヘディングシュート。しかし、ここはGKイケル・カシージャスをベンチに座らせ、開幕戦のゴールを守ったGKディエゴ・ロペスが鋭い反応で弾き出した。

 それでもベティスは前半14分、MFセドリックが中央からドリブルで仕掛けると、DFセルヒオ・ラモスをかわしてPA内に進入。中央に折り返したボールをホルヘ・モリーナが滑り込みながら左足で流し込み、先制に成功した。同16分にもセドリックがドリブルで左サイドを駆け上がり、ゴール前にクロス。MFベルドゥが右足で狙ったシュートはわずかにゴール左へ外れた。

 立ち上がりから守備が安定せず、立て続けにピンチを招いたレアル。前半26分、DFダニエル・カルバハルの右クロスのセカンドボールをMFメスト・エジルが拾い、MFサミ・ケディラ、DFマルセロとつないで左サイドのイスコへ。今季、マラガから加入した21歳の新戦力は素早くゴール前にスルーパスを通し、FWカリム・ベンゼマが左足でねじ込んだ。攻撃陣が意地を見せ、1-1の同点に追いついたが、ベティスは前半34分にも右CKからMFイギエボーがクロスバー直撃のヘディングシュートを放つなど決定機をつくった。

 苦しみながら前半の45分間を1-1で折り返すと、徐々にレアルの攻撃陣にもエンジンがかかり始めた。後半開始直後の30秒にはFWクリスティアーノ・ロナウドのシュートがクロスバーを直撃。攻勢を強めてベティスを押し込むが、なかなか2点目が生まれない。後半21分、C・ロナウドが左サイドから中に切れ込み、右足ミドルを狙うが、GKの正面。同22分にはエジルのスルーパスにC・ロナウドが走り込むが、左足のシュートはGKに阻まれた。同25分、C・ロナウドの直接FKもGKがセーブ。背番号7が立て続けにシュートを放ったが、あと一歩のところでゴールを割れなかった。

 後半31分には途中出場のMFアンヘル・ディ・マリアが強烈な左足ミドルでゴールを襲うが、またしてもGKの好セーブに阻まれる。同33分、MFルカ・モドリッチがドリブルで左サイドを突破。マイナスに折り返し、C・ロナウドからディ・マリアにラストパスが通ったが、右足で打ったシュートはゴール右に外れた。

 勝ち越しゴールが遠いレアルに待望の2点目が生まれたのは後半41分だった。左サイドからのマルセロのアーリークロスにイスコが飛び込み、ヘディングシュート。イスコの移籍後初ゴールで2-1と逆転に成功し、からくも開幕戦を勝利で飾った。


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