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カカ:「サッカーをする喜びを取り戻すためのミラン復帰」

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マドリーでの日々やモウリーニョ監督を振り返る

 レアル・マドリーからミランに移籍したMFカカが4日、入団会見に臨んだ。古巣ミランへの復帰に喜びを表した同選手は、サッカーをする喜びを取り戻すための決断でもあったと話している。

 恩師カルロ・アンチェロッティ監督がマドリーの指揮官となり、当初はスペインでの挑戦を続けようとしたカカ。だが、チャンスを得られないとの判断から、移籍市場が閉まる直前に、古巣ミランへの復帰を決めた。同選手は会見で次のように話している。

「とても素晴らしい復帰だ。この数日は特別だったよ。昨日、妻と、この10年間を振り返ったんだ。でも、感動の瞬間はいつも同じだった。ミラネッロ(練習場)に多くの人が集まってくれて、まるでミランを去ってなどいなかったかのようだよ。僕は、経験豊富な選手たちから多くを学んできた。次は僕がベテランの役割を務める番だ。選手たちを助け、そして彼らからも学びたい」

 マドリーでの日々については、このように振り返っている。

「マドリーでの4年間で、僕は継続的にプレーできなかった。それがミランでできることを願っている。かなり前からケガをしていないし、フィジカルの調子は良い。この挑戦への準備はできている。このチームはうまくやれると思うよ。サッカーをする喜びを取り戻すための選択でもあった。それがミランということだ。この気持ちのすべてを伝えることはできないだろうけど、分かってくれると思う」

「個人的には、マドリッドで素晴らしい経験をした。仕事の面では、願っていたようにはいかなかったけどね。僕は多くのことを学ばなければいけなかった。マドリーは素晴らしいクラブで、その歴史の一部だったことをうれしく思う。ああいう状況で、少しプレーする喜びを失っていた。マドリーには明確なアイディアがあり、チャンスはますます少なくなっていたんだ。それで監督も移籍を認めた」

 ジョゼ・モウリーニョ監督が問題だったわけではないようだ。

「僕が試合に出なかったのは、彼のせいじゃない。彼は僕を信頼しようとしてくれた。でも、彼には違うアイディアがあったんだ。彼に責任はまったくない。いろいろな面で多くのことを教えてくれた監督だよ」

 ポジションについては、マッシミリアーノ・アッレグリ監督と話してからというカカ。ミラン攻撃陣とのコンビネーションについては、このように述べている。

「マリオ(・バロテッリ)は素晴らしい選手で、一緒にうまくやれると思う。(アレッサンドロ・)マトリやロビーニョ、(ステファン・)エル・シャーラウィも同じだ。ここには素晴らしいストライカーたちがいる。ミランはイタリアで勝つことができるし、欧州で躍進することもできる。重圧に慣れた、勝者の選手たちがいるんだ。ミランはタイトルを争えると信じている」

「サポーターの期待を重荷には感じない。彼らと一緒にハッピーでいられるように、ベストを尽くしたい。ブラジル代表? (ルイス・フェリペ・)スコラーリ監督たちとは話していない。僕の選択だ」

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