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[W杯最終予選]ブッフォン、最多キャップとW杯予選突破に喜び

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「試合前には恐怖も感じたけど…」

 イタリア代表は10日、ワールドカップ(W杯)予選でチェコ代表と対戦し、ホームで2-1と勝利を収め、本大会出場を決めた。歴代最多タイとなる136キャップを最高の形で祝ったGKジャンルイジ・ブッフォンは、試合前のセレモニーで恐怖も覚えたとしつつ、喜びを表している。

 優位に進めながらも先制を許し、ビハインドを背負って前半を終えたイタリア。だが、後半立ち上がりにDFジョルジョ・キエッリーニのゴールで追い付くと、3分後にはFWマリオ・バロテッリが自ら得たPKを沈めて逆転。終盤に退場者を出したチェコの反撃をしのぎ、イタリア史上初となる2試合を残しての予選突破を決めた。

 所属するユベントスの本拠地での一戦で、ファビオ・カンナバーロ氏の記録に並ぶとともに、ブラジルW杯への切符を獲得。キャプテンのブッフォンにとっては、特別な一戦だったに違いない。試合後、同選手は次のように話している。イタリア『スカイ・スポーツ』が伝えた。

「この勝利と予選突破は、自分たちとサポーター、そしてパレルモで僕らの試合を見ようとして、交通事故で亡くなってしまった2人の若者にささげたい」

「試合前の(136キャップ達成の)お祝いに恐怖を感じたよ。前半は大きな震えを感じることもあったね。でも、これで祝うことができる。個人記録のこともあるから、さらにうれしいよ。勝利で祝わせてくれたキエッロ(キエッリーニ)、マリオ、みんなに感謝している」

 なお、ブッフォンが勝利をささげた2人の若者とは、6日にパレルモで行われたブルガリア戦に向かう途中、交通事故で亡くなったシチリアのサポーターのこと。ブッフォンは先日も、2人のためにチェコ戦で勝利を収めたいと話していた。

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