クロイツァーSDは「一人の候補」

　ハンブルガーSV(HSV)は、2012年6月までオランダ代表を率いていたベルト・ファン・マルバイク氏を新監督に迎えるかもしれない。21日、クラブ幹部が同氏との接触を認めている。

　17日、トルステン・フィンク前監督の解任を正式に発表したHSV。オリバー・クロイツァーSD(スポーツディレクター)は、「新監督をしっかりと選び、なるべく早い時期に発表したい」と話していた。

　その候補として浮上したのが、ファン・マルバイク氏だ。複数のオランダメディアは、すでに同監督がHSVと合意に至ったと報じている。HSVは1年の延長オプション付き2年契約を提示したそうだ。

　だがクロイツァーSDは、ファン・マルバイクと話したことを認めながらも、次のように続けている。

「他の数人と同じように、ファン・マルバイクは一人の候補だ。役員会で話しているのは彼のことだけではない」

　また、HSVのカール=エドガー・イャルヒョフCEOも、21日の夜、ドイツ『ZDF』で「今の話の状況から新しい情報などを報告することはない」と慎重なコメントを残している。

　HSVは21日、ブレーメンとのノルトダービーで2-0と敗れるなど、フィンク氏解任後も不振が続いている。2004年7月から2年半、ボルシア・ドルトムントの指揮官を務めたファン・マルバイク氏は、HSVの救世主としてブンデスリーガに復帰するだろうか。

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