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ロシアメディア:「本田は思っていた以上にシニカル」

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現地で厳しい声が続く

 リーグ戦で不振にあえぐCSKAモスクワだが、MF本田圭佑にも厳しい声が寄せられている。ロシア『Championat.ru』のイゴール・ラビネル氏は、本田がチャンピオンズリーグ(CL)で見せたプレーを続けられなかったとし、その姿勢を批判している。

 CSKAは6日のディナモ・モスクワ戦で0ー2と敗れ、リーグ戦4試合で白星なし。CLビクトリア・プルゼニ戦で公式戦5試合ぶりとなる勝利を収めたが、その勢いを国内で維持することができなかった。首位ゼニト・サンクトペテルブルクとの勝ち点差は8となっている。

 ディナモ戦での本田のパフォーマンスには、レオニド・スルツキ監督からも「すべてが遅かった」と苦言が呈された。元CSKA監督のゲンナディ・コスティレフ氏は「すでにミランにいると考えているかのようだ」と批判している。

 ラビネル氏はCSKAの不振に関する記事の中で、本田についても次のように触れている。

「ワグネル・ラブが中国に売却されたため、ミランへの移籍が実現しなかった本田は今、機能していない。ディナモ戦でスルツキ監督が彼を交代させたのは、本田の無関心ぶりに怒っているということだ。自分の存在を思い出させる必要があったプルゼニ戦では少しプレーしたが、それから彼は再び消えてしまった」

「本田しかチームを背負えない難しい状況だが、彼は気にしていない。スルツキ監督にはどうしようもないだろう。本田をベンチに置くことはできない。罰することもできない。彼の契約は終わりに近付いているからだ。スルツキ監督は本田のプロ意識に期待したが、彼は間違っていた。本田は我々が思っていた以上にシニカルだ」

 移籍金の問題でミランに本田を放出しなかったCSKAだが、同選手を手放した方が良かったのだろうか? ラビネル氏の考えは違うようだ。

「本田を夏に売るべきだったという考えには賛成しない。(本田を放出していたら)CSKAには誰が残ったんだ? 本田を売ってラブを残しても、おそらくは同じ結果だっただろう。ブラジル人が、600万を稼げるのに200万のサラリーでプレーすることはないからだ。それは良い選択肢ではなかっただろう」
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