W杯欧州予選を戦うドイツ代表は11日にアイルランド、15日にはスウェーデンと対戦する。C組で2位のスウェーデンに勝ち点5差で上回り、首位に立つドイツは、最終節を前にアイルランド戦でW杯本大会出場を決めたいところだ。

　この2試合を控え、故障の影響で代表辞退が続いていたMFバスティアン・シュバインシュタイガーが久しぶりにドイツ代表へ復帰した。シュバインシュタイガーは「またここに戻って来る事ができて、特別な気分だよ。体はまたいい感じになっているし、怪我については、もうすっかり過去のものとなった。これから多くの代表戦に参加したいし、成功を掴んでいきたい」と意気込んだ。

　アイルランド戦、スウェーデン戦に出場すれば、代表100キャップ達成となるシュバインシュタイガーは「アイルランド戦は、決して簡単な試合ではないよ。アイルランドは母国の誇りをかけて懸命に戦いを挑んでくる事だろう。これはそうあることじゃない。確かにアルゼンチンやスペインのような強豪国ではないが、彼らの胸には誇りが宿っているし、全身全霊をもって試合に臨んでくる事だろう」と大一番へ向けて、慎重に語った。

　同代表のヨアヒム・レーブ監督も「バスティアンはそのリーダーシップにより、我々にとって非常に重要な選手だ」とシュバイニーへ信頼を寄せ、ビアホフマネージャーも「シュバインシュタイガーは素晴らしい人格者だ。その経験と自信によって、彼は非常に重要な存在となっているし、チーム内でも引っ張っていく存在として受け入れられている。リーダーシップを発揮する選手が復帰した事を嬉しく思うよ」と話した。大きな戦力を加えたドイツがW杯本大会出場権を手に入れる。

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