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清武、追いついてのドローに「負けなくてよかった」

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監督交代には「新しいサッカーができる」

 ニュルンベルクMF清武弘嗣は19日、ブンデスリーガ第9節のフランクフルト戦で先発出場し、69分までプレーした。トップ下で出場した同選手は、「良かったです。負けなくて」と、追いついたことが大事だと話している。

 ミヒャエル・ビージンガー前監督が解任され、ロジャー・プリンツェン暫定監督が指揮するニュルンベルクは、今季初勝利を目指してフランクフルトの地に乗り込んだ。先制を許したニュルンベルクだったが、終了間際にFWヨシプ・ドルミッチがゴールを決め、1-1の引き分けに持ち込んでいる。

 監督が交代したが、「やることはいつもと変わらない」という清武。それでも、前節で大量5失点をしていただけに、この日は「結構守備的に入った」という。その中でも「仕掛けることを意識してやった」が、「あまりボールに触ってないですし、ボールも来なかったので」と、思うようにプレーできなかったことをうかがわせた。

 ボールをもらえるタイミングでチームメートに呼びかけているようにも見えるが、本人は「そこも自分の質だと思う。無理な状況で呼んでも意味がない。自分がしっかりポジションを取っている中で呼ばないといけない」と話している。

 ボールを受ければ前を向けるという場面もあったが、清武は「そう言っていてもしょうがない。今はそういうことを言う状況じゃない」。「練習では結構見てくれているけど、試合になるとプレッシャーも早いし、そこはしょうがない。これからもっとそういうところを見てくれたら」と続けた。

 チーム全体の位置が低いことにも、「みんなそれでよく頑張っていたし、徐々にラインも上げていければ」。ボールをもらえば前を向ける場面があっただけに、「その回数が少ないので、それを増やさなければいけない。呼びまくるしかない」と課題に挙げている。

 いまだ白星がないことのチームへの影響については、「早く1勝が欲しいですけど」と認めつつ、「今日も何とか追いついて、次の試合に流れをもっていけると思うので、まずは失点しないように粘りたい」と、守備の意識を高めながら前進するしかないと話した。

 ニュルンベルクはこれから新指揮官を迎えることになる。清武は「どうなるんやろうという楽しみはあります」。「新しいサッカーができるんじゃないかと思う」と期待を秘めながらも、「いつもどおりやろう」という平常心で臨むつもりのようだ。


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