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出場停止明けのC・ロナウドが同点弾!マドリードダービーはドローでレアルが首位キープ

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[3.2 リーガ・エスパニョーラ第26節 A・マドリー 2-2 R・マドリー]

 リーガ・エスパニョーラは2日、第26節を行い、首位レアル・マドリーは敵地で3位アトレティコ・マドリーと対戦し、2-2で引き分けた。アトレティコとの勝ち点差3をキープしたレアルはこれで公式戦28試合連続負けなし(23勝5分)となり、首位も守っている。

 26日の欧州CL決勝トーナメント1回戦第1戦でシャルケに6-1で大勝するなど公式戦27戦無敗と絶好調のレアル。敵地に乗り込んでのダービーマッチでも、その勢いは健在だった。前半3分、右CKのショートコーナーからMFアンヘル・ディ・マリアが左足で入れた鋭いクロスボールにFWカリム・ベンゼマが左足で合わせ、先制点。電光石火のゴールでリードを奪った。

 その後も前半23分にロングフィードからベンゼマが右足ダイレクトボレーを放ち、同24分にはMFルカ・モドリッチの右クロスにFWクリスティアーノ・ロナウドが合わせたが、いずれもGKティボー・クルトワの好守に阻まれ、追加点はならなかった。

 すると前半28分、アトレティコはMFアルダ・トゥランのボールキープからスルーパスに反応したMFコケが右足でゴール左隅に流し込む同点弾。DFディエゴ・ゴディンとDFペペの小競り合いで両者にイエローカードが出されるなど試合が激しさを増す中、徐々にアトレティコが流れを引き寄せた。そして前半アディショナルタイム、FKをコケが横に流し、MFガビが右足を一閃。豪快なミドルシュートをゴールネットに叩き込み、2-1と逆転に成功した。

 後半立ち上がりもホームのアトレティコがペースを握った。後半3分、直接FKのチャンスにFWジエゴ・コスタが壁の下を通すグラウンダーのシュートを狙うが、GKディエゴ・ロペスがキャッチ。同7分にもスルーパスに反応したジエゴ・コスタが決定機を迎えたが、右足のシュートはゴール左に外れた。後半19分にはジエゴ・コスタがシミュレーションを取られた判定にアトレティコのベンチが激昂。ヘルマン・ブルゴスGKコーチが猛然と主審に詰め寄り、退席処分を受けるなど、ピッチ内外でヒートアップした。

 レアルはC・ロナウドとベンゼマが2トップを組む4-4-2にシステムを変更。ベイルとディ・マリアが両サイドに開き、後半途中からDFマルセロとDFダニエル・カルバハルという両SBを投入して同点ゴールを目指した。後半22分、ディ・マリアの右FKをMFガレス・ベイルがバッグヘッドで捉えるが、クルトワが鋭い反応でセーブ。同29分にはカルバハルの右クロスにC・ロナウドが打点の高いヘディングで合わせたが、わずかに枠を外れた。

 後半27分、ディ・マリアに代えてMFイスコを投入し、システムも4-3-3に戻したレアル。アトレティコを押し込み、猛攻に出ると、後半37分に同点に追いついた。右サイドでカルバハルが粘り、こぼれ球を奪ってゴールライン際からマイナスにクロス。DFに当たってこぼれたボールをベイルはコントロールし切れなかったが、横にいたC・ロナウドが右足を振り抜き、ゴール左にねじ込んだ。

 3試合の出場停止処分からリーガでは4試合ぶりの復帰となったエースが値千金の同点弾。その後も両チームが攻め合う激しい攻防が続いたが、3点目は生まれず、マドリードダービーは2-2の引き分けで勝ち点1を分け合った。


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