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トッテナムのミスを逃さずにチェルシーが4発快勝でリーグ戦20勝目を挙げる

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[3.8 プレミアリーグ第29節 チェルシー4-0トッテナム]

 プレミアリーグは8日、第29節を各地で行い、暫定首位のチェルシーはホームでトッテナムとのロンドンダービーを戦った。今季、12勝2敗とホームゲームでリーグ最高の成績を収めているチェルシーと、アウェーゲームで9勝2分4敗と同じくリーグ最高の成績を収めているトッテナムの対戦ということで注目を集めたが、試合は4-0とチェルシーが圧勝し、リーグ最速で20勝目を挙げている。

 キックオフ前のウォーミングアップで、先発予定だったスペイン代表FWフェルナンド・トーレスが負傷したチェルシー。それでも、前半4分には急きょスタメン出場したFWサミュエル・エトーのパスから、MFエデン・アザールが最終ラインの裏を抜けてGKをかわしてシュートを打つが、ボールは右へ逸れて行った。

 その後はアウェーのトッテナムも圧力を掛けるが、GKペトル・チェフの守るゴールを割ることができない。すると後半10分、トッテナムは自陣でボールを持っていたDFヤン・フェルトンゲンが足元を滑らせて、倒れてしまう。慌ててバックパスをGKウーゴ・ロリスに送ったが、これをエトーにカットされ、ゴールを決められてしまう。

 相手のミスを逃さないチェルシーは、後半14分にも速攻からチャンスをつくる。左サイドを突破したアザールが、ゴール前に折り返しを入れる。そこに走り込んだエトーが、DFユネス・カブールに倒される。カブールは、このプレーで退場になり、チェルシーにはPKが与えられる。これをアザールが難なく決めて、2-0とリードを広げた。

 2点のリードと、数的優位を手にしたチェルシーは、攻撃の手を緩めない。後半43分には途中出場のMFオスカルのチャンスメイクから、同じく途中出場のFWデンバ・バがGKロリスの股を抜くゴールを決める。集中の切れたトッテナムが自陣深い位置でミスを連発すると、44分にもデンバ・バが追加点を挙げて、終わってみればチェルシーが4-0の大差を付けて勝利した。

 チェルシーは消化試合の1試合少ない2位リバプールと3位アーセナルとの勝ち点差を7とし、3試合消化試合の少ない4位マンチェスター・シティとの勝ち点差も9に広げて、優勝を争うライバルにプレッシャーを掛けている。

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