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元ウディネーゼGK:「スクフェットのW杯招集は時期尚早だが…」

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17歳の守護神に注目高まる

 元ウディネーゼGKのルイジ・トゥルチ氏は、17歳の若さにして活躍を見せて注目が高まりつつあるウディネーゼGKシモーネ・スクフェットについて、今後への期待を語っている。

 今季デビューを飾り、早くも定位置を確保しているスクフェット。特に9試合目の出場となった27日のセリエA第30節インテル戦では、好セーブでインテルをノーゴールに抑えて脚光を浴びた。

 現在下部リーグのトリエスティーナでGKコーチを務めるトゥルチ氏は、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』に対し、ウディネーゼの後輩について次のように述べた。

「若いGKは数多く見てきたけど、シモーネ・スクフェットは独特だ。17歳10か月という年齢と、ピッチ内外での振る舞いはまったく対照的だよ。ゴール前ではベテランのような並外れたパーソリティーがある」

「デビュー戦での(アントニオ・)ディ・ナターレの得点後にゴール裏へ喜びに行ったのも、勝利を『フリウリ全体に』捧げると言ったのも、あの年齢では驚異的なほどの帰属意識があるということだ。彼の言葉にはすごく感動したよ」

 同じく17歳でデビューして注目を集めたユベントスGKジャンルイジ・ブッフォンとの比較については次のように話している。

「ブッフォンはスクフェットと同じような強いパーソリティーに加えて、デビューの時点で技術的にももっと進んでいた。それでも、デビューから数試合を戦った後は一旦プリマベーラ(ユース)に戻ったけどね」

「スクフェットはさらに急ぎ足で進める可能性もある。技術面ではまだ改善が必要な部分もあるけど、それだけ大きな成長のポテンシャルがあるということだ」

 先日、イタリア代表のチェーザレ・プランデッリ監督が将来を見据えた若手選手を集めた際に招集を受けたスクフェット。ブラジル・ワールドカップ(W杯)でのメンバー入りを期待する声も上がりつつある。

「まだセリエAの舞台に登場したばかりだ。W杯への招集は時期尚早だと思う。ブッフォンや(モルガン・)デ・サンクティス、(フェデリコ・)マルケッティや(サルヴァトーレ・)シリグ、(クリスティアン・)アッビアーティに至るまで、ほかのGKたちもクオリティーが高いからね」

「確かに、第3GKとしてはリーグ戦の新星を連れて行くという伝統もある。98年フランス大会でのブッフォンがそうだったようにね。でも、彼はその前年にすでに(代表に)デビューしていた」

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