[3.29 セリエA第30節 ミラン3-0キエーボ]

　セリエA第30節が29日に行われ、日本代表MF本田圭佑の所属するミランはホームでキエーボを3-0で下した。フル出場を果たした本田は、前半27分のMFカカのゴールをアシストするなど、勝利に貢献した。

　この試合を見ていたすべての人がズッコケたに違いない。前半38分、MFアデル・ターラブトのパスでエリア内に侵入したFWマリオ・バロテッリがDFを引き付けると、右サイドでフリーになっていた本田に“あとは決めるだけ”のプレゼントパス。誰もが初ゴールを確信した。

　だが本田の左足シュートは大きく枠上に外れていってしまう。さすがのバロテッリも頭を抱えるしかなかった。

　しかし前節後にクラレンス・セードルフ監督も「本田はイタリアサッカーに適応しつつある」と認めたとおり、この日も90分を通し、存在感を示していた。あとはゴールだけ。決定機を決めきれなかったのはいただけないが、チームにフィットしてきているのは確かだ。

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