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イタリア、コンテに年俸500万ユーロを用意 代表監督就任に迫る

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プーマ社からの協力で破格の条件提示へ

 イタリア各メディアによると、元ユベントス監督のアントニオ・コンテ氏が、イタリア代表新監督就任に迫っているようだ。

 イタリア代表はワールドカップでグループステージ敗退に終わり、チェーザレ・プランデッリ前監督が辞任。イタリアサッカー連盟(FIGC)のジャンカルロ・アベーテ前会長も辞任したため、新会長が決まるまで監督人事が据え置きになっていた。

 FIGCは11日にカルロ・タヴェッキオ会長の就任を決定。同会長は12日、コンテ氏を含む数名の候補者とコンタクトを取ったことを明らかにしていた。だが、最有力候補と見られていたのが、国内で近年、ユヴェントスを圧倒的な王者へと導いていたコンテ氏だ。

 コンテ氏はスタッフの選定や、試合時以外に年2、3回の代表合宿開催、各クラブとの連係など、いくつかの条件を求めたと見られるが、FIGCはこれを受け入れたと報じられている。

 ネックとなっていたのは、金銭面の合意だ。ユヴェントスで年俸約300万ユーロを受け取っていたコンテ氏に対し、タヴェッキオ会長はプランデッリ前監督の年俸170万ユーロを下回るサラリーを望んでいると言われていた。

 だが、『スカイ・スポーツ』や『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などイタリア各メディアによると、FIGCはメインスポンサーであるプーマ社の協力を取りつけたようだ。報道によると、コンテ氏へのオファーは合計で年俸500万ユーロ近くになるという。『スカイ』は、FIGCが190万ユーロを支払い、残りの300万ユーロをプーマ社が負担すると報じた。

 『スカイ』は、FIGCが14日に正式なオファーをコンテ氏に提示すると報じている。『ガゼッタ』は、16日にローマで会談があると伝えた。FIGCは18日に最初の取締役会を予定しており、コンテ氏のイタリア代表監督就任は週明けにも決まるのではないかと言われている。
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