インテルは19日、ヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメント2回戦セカンドレグでヴォルフスブルクと対戦し、ホームで1-2と敗れた。ベスト8進出を逃したロベルト・マンチーニ監督は、本拠地サン・シーロのサポーターからブーイングされるのも仕方ないと肩を落としている。

　敵地でのファーストレグで1-2と敗れていたインテルは、ゴールへの意欲あらわにセカンドレグをスタートしたが、逆に守備の緩さを突かれ、24分に先制点を献上。最低でも3点が必要になったチームは、終盤にFWロドリゴ・パラシオが1点を挙げたが、再び失点して力尽きた。

　セリエAで8位のインテルは、ELを制して来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得を目標にしていた。だが、その夢はかなわず。コッパ・イタリアでも敗退しているインテルは、来季の欧州カップ戦出場に黄信号が灯っている。

　マンチーニ監督は試合後、イタリア『スポーツメディアセット』で次のように話した。

「我々も観客たちと同じように落胆している。ブーイングは妥当だ。我々はゴールを奪うチャンスがあったが、それから彼らにチャンスを許してしまった。先制されてからは、すべてがより難しくなったんだ。我々は失点せずに試合を終えることができていない。今はヴォルフスブルクの方が上だ。おそらく、私がいくつかのメカニズムをうまく教えられなかったのだろう」

「難しい試合だった。2点差を挽回したかったが、簡単ではないことは分かっていたよ。先制されてからはさらに難しくなった。我々はミスを犯してこうなったんだ。欧州でこのように多くのミスをしていてはいけない。守備のミスの責任?　おそらくは私がいくつかのメカニズムをうまく教えられなかったのだろう。彼らは全力を尽くし、最大限の仕事をしようとしている」

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