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ベンゲルに皮肉で返すモウリーニョ「彼が愚痴をこぼさなかったのは一度だけ」

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[9.19 プレミアリーグ第6節 チェルシー2-0アーセナル]

 プレミアリーグは19日、第6節を行い、チェルシーはホームでアーセナルを2-0で下し、ロンドンダービーを制した。開幕から5試合で1勝1分3敗と大きく出遅れた昨季王者だが、連敗を2でストップ。16日の欧州CLマッカビ・テルアビブ戦(4-0)に続く公式戦2連勝を飾った。

 ジョゼ・モウリーニョ監督はクラブの公式サイトで「素晴らしいパフォーマンスだった。勝利に値する内容だった」と喜び、公式戦2試合連続の完封勝利に「ここ2試合、チームはあらゆる面において改善されている。特に守備面だね。攻撃陣も前より守備への貢献が大きくなった。ボールを失ってからの動きは特に顕著だ。こうした働きは守備陣の負担を減らすことになる」と手応えを深めている。

 この試合で2人の退場者を出したアーセナルのアーセン・ベンゲル監督は判定への不満を述べ、チェルシーFWジエゴ・コスタも退場するべきだったと主張した。これを伝え聞いたモウリーニョ監督は強烈な皮肉を返している。

「これまで何度もアーセナルと対戦したが、彼が愚痴をこぼさなかったのは一度だけだよ。アーセナルが勝ったとき(コミュニティシールド)だ」。今年8月2日に行われたFAコミュニティーシールドでアーセナルはチェルシーに1-0で勝利。通算14度目の対戦にしてベンゲル監督がモウリーニョ監督から初勝利を挙げた一戦のことだ。

「ポルトガル、スペイン、イタリアにイングランドと数々のダービーマッチを経験してきたが、感情をコントロールできなければ試合には勝てない。基本中の基本だ。話をするならガブリエルと、そのミスについてだね。ジエゴ・コスタはやるべきことをやっただけ。ジエゴ・コスタは素晴らしかった。私の中のマン・オブ・ザ・マッチだ」

 モウリーニョ監督は自分たちにも不利な判定はあったと指摘。すべてを受け入れ、敗北を認めるべきだと主張した。

「同じ主審の判断の下、我々は2つのPKをもらえなかった。ガブリエルはアザールに対し、ラグビーのようなタックルをした。あれはフットボールのプレーではない。ボックス内だったからPKのはずなんだ。後半には別の選手がジエゴ・コスタにタックルをした。ラグビーならファンタスティックなプレーかもしれないが、これはフットボールの試合だ。あれはPKだよ」

「彼は試合前、私に負けを受け入れるよう話した。今夜は彼が負けを受け入れる番だ」

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